著者
原 葉月 水谷 元
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第65回春季研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.510-511, 2018 (Released:2018-06-21)

類似するものの中から目的の対象を選び取る際、私たちはラベルを用いることでその行為を容易にすることができる。しかしデザインを学んだ事のない人にとって、目的によって何に配慮して要素を選択すれば良いか判断することは困難である。そこで、キーホルダーを題材に差別化機能の側面を取り柄げ、人が対象をどのように識別しているか、また差別化する際の知覚情報の優位性がどのように認知に影響するかを考察した。これにより、目的に応じた要素の優位性を提示できるようなデザイン指針の作成を試み、ラベルを作成利用する際に制作者の経験不足を補うことを目的とした。