- 著者
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世一 秀雄
小久保 秀之
原口 鈴恵
山本 幹男
- 出版者
- 国際生命情報科学会
- 雑誌
- Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
- 巻号頁・発行日
- vol.20, no.1, pp.195-201, 2002-03-01
人が大勢集まり何かに集中するとき、その場所に設置された物理乱数発生器が、集まった人々が意識しなくても、統計的有意な乱数出力の異常を示したり、世界的な事件が起こり世界中が注目するとき、世界各地に設置した物理乱数発生器が出力異常を示すという報告がある。本研究は、スピリチュアルヒーリングの科学国際会議(ハワイ)と年末年始(日本)における、物理乱数発生器出力の累積偏差を測定し、どれくらいの偏りが生じるのか実験を試みた。その結果、対照実験が偶然範囲に留まったのに対し、国際会議における累積偏差のZ値はZ=2.32(p=0.020,両側)、年末年始におけるZ値はZ=2.11(p=0.035,両側)となり、統計的に有意な結果となった。今後、物理乱数発生器出力の偏りの原因を調べるために、複数の物理乱数発生器による同時測定や、世界意識計画などの世界各地の物理乱数発生器データとの比較により、広域な視点で原因を追及する必要がある。