著者
友田 大輔
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.39, pp.225-226, 1989-10-16

手続き型プログラミングにおけるソフトウェアの保守は従来から問題として取り上げられ、種々の手法が開発・利用されている。そのなかで、ソフトウェアの保守に知識ベース・システムを利用する方法が考えられるが知識ベース・システムにおいても知識の保守という問題を依然として抱えている。一般に知識ベース・システムの保守は手続型言語で記述されたシステムより、ルールの独立性という点から容易であるといわれる。さらに知識の保守においては、特定の事象を記述したものよりも汎用的な知識の方が変更の少なさという点で有利であることが言え、ソフトウェア保守への知識ベース利用可能性は十分存在すると考えられる。本論文では知識ベースの保守に汎用知識を用いる方法を提案し、DP部門におけるアプリケーションである定型ジョブ回復支援知識ベース・システムを取り上げて説明する。
著者
弘末 太郎 山本 和男 友田 大輔
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.287-290, 2007-09-20

EPM(Enterprise Project Management)展開の一つの方法として,自発的活動の場としてのPMコミュニティ活動があげられる.日本アイ・ビー・エムの開発製造部門においても,ボランティア(自発的参加)べースでこの活動を展開している.しかし,周囲からのPMコミュニティに寄せられる期待が大きい反面,成果をあげるための作業展開にあたって,人的資源の安定的確保が課題となっている.作業要員や時間の確保ばかりでなく,参加メンバーのモチべーションの維持もコミュニティ活動を進める上で重要な成功要因であると認識できる.これらをプロジェクト人的資源マネジメントの観点から捉え,ボランティア活動べースプロジェクトの課題点の整理及び対策を提言する.