著者
三村 泰成 吉村 忍 古川 知成 河合 浩志
出版者
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」
雑誌
理論応用力学講演会 講演論文集 第51回理論応用力学講演会 講演論文集
巻号頁・発行日
pp.197, 2001 (Released:2002-05-10)

構造物の設計では設計変数を実数として扱うことが多い.このような場合,傾斜法を用いた最適化を行なうのが普通である.しかしながら,評価にFEMモデルを用いた場合など,非線形性や誤差などが原因で,必ずしも良好な解探索を実現できない.そこで,本研究では,CADモデルより生成した大規模FEMモデルを用いた最適設計での種々の問題点を明らかにし,大規模問題に適用可能な手法,「制約引き戻し法」を提案した.本手法を用いれば,効率的に許容解を求めることが可能であり,評価に時間のかかる大規模な問題に対しても,効率的に設計可能な解を探索できる.