著者
鹿子木 和寛 飯盛 光葉 末田 加奈 古賀 稔健 塚本 裕二 山邉 素子 島田 達生
出版者
コ・メディカル形態機能学会
雑誌
形態・機能 (ISSN:13477145)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.53-60, 2006-03-01 (Released:2010-09-09)
参考文献数
36
被引用文献数
3

近年、ハイヒールやミュールの着用により外反母趾や扁平足などの足のトラブルが増えている。本研究はヒト足型の形態的特徴を明らかにするために、82名の女子看護大学生を対象に足型測定器「Foot Grapher」を用い、足型を調査した。その結果、足型からみた足の異常は、中等度5名 (6.1%) 、第5指の浮き指33名 (40.2%) 、鉤足6名 (7.3%) 、扁平足7名 (8.5%) に認められた。上記の4項目のいずれかに該当した女子看護大学生は44名 (53.7%) であり、約半数以上の足に何らかの問題がみられた。