著者
鹿子木 和寛 飯盛 光葉 末田 加奈 古賀 稔健 塚本 裕二 山邉 素子 島田 達生
出版者
コ・メディカル形態機能学会
雑誌
形態・機能 (ISSN:13477145)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.53-60, 2006-03-01 (Released:2010-09-09)
参考文献数
36
被引用文献数
3

近年、ハイヒールやミュールの着用により外反母趾や扁平足などの足のトラブルが増えている。本研究はヒト足型の形態的特徴を明らかにするために、82名の女子看護大学生を対象に足型測定器「Foot Grapher」を用い、足型を調査した。その結果、足型からみた足の異常は、中等度5名 (6.1%) 、第5指の浮き指33名 (40.2%) 、鉤足6名 (7.3%) 、扁平足7名 (8.5%) に認められた。上記の4項目のいずれかに該当した女子看護大学生は44名 (53.7%) であり、約半数以上の足に何らかの問題がみられた。
著者
山邉 素子
出版者
九州看護福祉大学
雑誌
九州看護福祉大学紀要 (ISSN:13447505)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.245-253, 2001

本研究はロジャーズの看護論の人間と環境の概念枠組みをもとに、日本の病院・病床環境における文献研究を1982年~1997年に発表された論文について検討した。1.病院・病床環境に関する文献数は日本では336篇、海外では(1982年~1997年の16年間)846篇であった。しかしながら、ここ数年、日本では文献数が増加傾向にあった。2.「病院」「看護」「環境」のキーワードでは、日本17篇、海外文献数150篇であった。3.日本の病院・病床に関して最も多かった研究は病原微生物の分布状況や汚染状況に関する88篇で、患者のQOLの向上に寄与する研究は少なかった。4.心理学的、社会学的、文化的要因に関する研究も8篇と少なかった。