- 著者
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吉冨 聖也
石原 伸晃
宮内 肇
- 出版者
- 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
- 雑誌
- 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
- 巻号頁・発行日
- vol.2013, pp.94, 2013
近年、公共事業に競争原理を導入する動きが見られ、電気事業においても自由化が進行している。電力は需要と供給が常に釣りあっていなければならないが、電力自由化の促進により電力系統の運用が複雑化することが考えられる。そこで、本研究では電力貯蔵装置を有する電力貯蔵会社というものを想定している。電力貯蔵会社は、電力貯蔵装置にエネルギーを貯蔵し電力市場の価格差を利用することで収益を上げる他に、周波数調整や無効電力供給などのアンシラリーサービスを提供することでも収益を上げることができると仮定している。本報告では、それらの収益の中でも無効電力供給の価値と収益性について評価している。