著者
吉田 コマキ 木曽 隆
出版者
沖縄大学
雑誌
沖縄大学マルチメディア教育研究センター紀要 (ISSN:13464264)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.13-20, 2008-03-31

近年、カーナビゲーション、Apple社のiPhoneをはじめとした「指で触れる」行動が一般化しつつある。しかしながら、その「触れる」という行動は、まだ模索の段階であることから、利用者にはコンセンサスが形成されているとはまだいえない。利用者はタッチ型インターフェイスを前に常にトライ&エラーをせざる得ないのが現状といえる。そこで、本稿ではAdobe MAX Japan 2007でのインスタレーション展示を通じて行ったタッチデバイスの利用者の観察とその考察、ならびにインタラクションデザインの課題をのべる。