著者
小泉 正樹 尾形 昌男 吉野 雅則 三浦 克洋 山岸 征嗣 徳永 昭 田尻 孝
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
雑誌
Progress of Digestive Endoscopy (ISSN:13489844)
巻号頁・発行日
vol.75, no.2, pp.52-53, 2009-12-10 (Released:2013-07-29)
参考文献数
3

大腸切除術後に生じた吻合部狭窄のために通過障害をきたし,内視鏡的バルーン拡張術で治療した7症例について検討した。7症例中3例において再拡張を要したが,最終的にはすべての症例で通過障害の改善を得た。狭窄の発生率は2.1%で,吻合法では器械吻合に多く,結腸手術に比して直腸手術で多かった。内視鏡的バルーン拡張術は有用な治療法であった。