著者
唐木 健仁
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.75, 2008

沖縄出身者に対する社会的環境は急速に変化しているなかで、「再発見者」が強調する文化的特性は、文化的他者のみならず、世代を超えてエスニック・グループ成員に大きな影響を与える。それらの集団によって共有される歴史的経験の中からなにを選択し、どのように表現するのかが、エスニシティの地域性を規定する要因となる。沖縄の伝統芸能であるエイサーに注目し、「再発見者」の影響を考慮し、愛知と大阪の地域性を比較する。
著者
唐木 健仁
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集 日本文化人類学会第48回研究大会 (ISSN:21897964)
巻号頁・発行日
pp.68, 2014 (Released:2014-05-11)

沖縄県与那国島では、火葬が一般的になった現在でも、洗骨改葬が継続的に実施されている。本発表は与那国島で参与観察した2事例の洗骨改葬を紹介し、与那国島における社会的背景や儀礼を取り仕切る宗教的職能者の役割などをふまえて、与那国島における洗骨改葬の意義を考察する。