著者
地主 あい 日塔 啓太 大瀧 夏海 富塚 万璃 相馬 正之
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会宮城県理学療法士会
雑誌
理学療法の歩み (ISSN:09172688)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.30-35, 2017 (Released:2017-04-11)
参考文献数
17

本研究では,効果的な足趾把持力トレーニングを検証するために,静的ストレッチの介入が足趾把持力に及ぼす影響について検討した。対象は若年健常者40名とし,1週間に4回の頻度で3週間,静的ストレッチを実施するストレッチ群,筋力増強運動を実施するトレーニング群,双方を実施するストレッチ・トレーニング群,特別な介入をしないコントロール群に分類した。測定項目は,足趾把持力,足部柔軟性,足部アーチ高率とし,介入前後に2回計測した。分析の結果,足趾把持力はストレッチ群,トレーニング群,ストレッチ・トレーニング群において有意に向上した。これらのことから,静的ストレッチのみの介入によって足趾把持力は,増強できることが示された。これらの知見から足趾把持力への静的ストレッチの介入は,足趾把持力トレーニングとして有効であることが示唆された。