著者
片岡 篤史 坂牛 卓
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会北陸支部研究報告集 (ISSN:03859622)
巻号頁・発行日
no.49, pp.493-496, 2006-07-09

本設計は、市町村合併を社会的背景として、増築建築の建築意匠論的考察として増築ヴォリュームに関する分析・タイポロジーに基づいた設計である。ヴォリューム配列・外部空間・機能・視覚印象のそれぞれに関しタイポロジーを示し、それをもとに愛知県清須市(旧新川町、清洲町、西枇杷島町の合併による新市)を対象として具体的な市庁舎の増築設計を行った。
著者
山田 匠 坂牛 卓
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会北陸支部研究報告集 (ISSN:03859622)
巻号頁・発行日
no.49, pp.489-492, 2006-07-09

本計画は、サステイナビリティの事例検討から設計の主眼を下記3点に置き、長野市の裾花川河畔に敷地を定め集合住宅の設計を行うものである。1)地形の連続性:敷地東西を流れる水路のうねりを敷地内に連続させることで周囲と一体化した地盤を形成する。2)山風の通り抜け:敷地に流れ込む山風が建築物間を流れ、住戸の通風を促進させるよう風の通り道を設ける。3)太陽光の適切な取り入れ:夏至と冬至の南中高度を考慮し、太陽光を夏は遮り、冬は導くよう建築形態及び、配置を決定する。
著者
武智 靖博 坂牛 卓
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会北陸支部研究報告集 (ISSN:03859622)
巻号頁・発行日
no.50, pp.511-514, 2007-07-15

本計画は都市における地下空間について再考し、下記の3点に留意し、仙台駅の隣接地に地上10階、地下9階のオフィスと商業施設の複合施設を設計する。1)地下空間のネガティブな問題を、ヴォイドを活用させ、地下と地上の連動性を向上させることで改善する。2)地下空間特有のイメージを全て排除するのではなく、設計の際に迷路性や暗がりといった地下空間のイメージを転用していく。3)本計画において形成された地上構造物は、あくまで地下空間生成のルールに則って生産されたものである。