著者
埴淵 俊平 伊藤 京子 西田 正吾
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第52回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.240, 2009 (Released:2010-01-22)

近年, 多様な表情を表出するために,表情筋を鍛える表情トレーニングが注目されている.表情は表出過程が異なると他者に与える印象が変化すると従来研究から報告されていが,従来の表情トレーニングでは表出過程を考慮していない.本研究では表出過程の変化に伴う印象の注目し,顔面特徴点を利用したトレーニング手法を提案する.
著者
埴淵 俊平 伊藤 京子 西田 正吾
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.383, pp.59-64, 2011-01-14
参考文献数
20

近年笑顔認識技術の向上・市販化により,今後人と人,もしくは人と人工物がコミュニケーションをする際に笑顔情報を利用したインタフェースデザインが検討されると考えられる.本研究では,笑顔がもつ他者の受容が適用可能なコミュニケーション場面とそのインタフェースデザインを検討することを目標とし,笑顔の送り手-受け手といった関係性を顕在化した場面を適用することで,内部観察的に笑顔の受容が会話に与える影響を分析することを目的とする。具体的に笑顔表出者が笑顔メッセージを受け手に送信する過程を笑顔アイコンを用いて視覚化した2種類の会話場面(対面・非対面会話)によって分析する.会話実験より,笑顔がもつ受容は5つの主成分に影響を与え,また爽快な印象が自分の笑顔表出量と相関があり,社会的な印象が他者の笑顔表出量と相関がある可能性が示唆された.