著者
今里 文香 堀田 圭佑 肥後 芳樹 楠本 真二
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J98-D, no.5, pp.847-850, 2015-05-01

本論文では,機械学習を用いてコードクローンの危険予測を行う手法を提案する.提案手法では,過去に存在したコードクローンの情報を学習し,その情報をもとに,現在ソースコード中に存在するコードクローンの危険予測を行う.
著者
堀田 圭佑 佐野 由希子 肥後 芳樹 楠本 真二
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.52, no.9, pp.2788-2798, 2011-09-15

近年,重複コードへの関心が高まっている.一般的に重複コードはソフトウェアの修正作業量を増大させるおそれがあると考えられており,重複コードの検出や集約に関する研究がさかんに行われている.しかし,重複コードと修正作業量の関係を定量的に調査した研究はあまり行われていない.そこで本論文では,重複コードが非重複コードと比較して修正されやすければ重複コードが修正作業量を増大させているという考えに基づき,ソースコードに加えられる修正の頻度を計測,比較することで,重複コードと修正作業量の関係を調査した.15のオープンソースソフトウェアに対して実験を行った結果,非重複コードと比較して重複コードは修正されにくく,重複コードがソフトウェアの修正作業量を増大させているとは必ずしもいえないという結果を得た.