- 著者
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塩谷 宗紀
稲積 宏誠
- 雑誌
- 全国大会講演論文集
- 巻号頁・発行日
- vol.54, pp.117-118, 1997-03-12
マルチエージェントシステムにおいて, エージェント間で合意形成を行うためのプロセスは交渉と呼ばれ, いくつかのモデルが提案されている. Zlotkin らによる統合交渉プロトコルは, ゲーム理論の枠組みに基づく交渉モデルで, 最終的にNash交渉解で合意が得られる. 一方, ゲーム理論では, Nash交渉解の他にもいくつか解の概念が存在する. そこで本論文では, Zlotkinらの枠組みを用いて, エージェントの効用の最大値が結果に反映されるというK-S解で合意を得ることができるような交渉方式を提案する.