著者
島 文子 坂本 拓 塩野 真弓 東出 善史子
出版者
京都大学附属図書館情報管理課APC ワーキンググループ
巻号頁・発行日
2014-12

本学において多額の購読費を支払っている電子ジャーナルについて、従来は購読費を出版社に支払い、閲覧する形が主流であった。しかし、「オープンアクセス費」というものを著者が出版社に支払い、電子ジャーナル掲載論文を無料公開とするケースが急増している。従来からの購読費は減少していないにも関わらず、オープンアクセス費を支払うことにより、総額として研究者(大学)の研究発表にかかる費用が増加しているなどの課題が顕在化してきている。本ワーキングループでは、本学教員によるオープンアクセス費の支出や、オープンアクセス費をめぐる状況を予備的に調査した。
著者
鈴木 秀樹 坂本 拓 塩野 真弓 長坂 和茂 佐藤 りん 西川 真樹子 八木澤 ちひろ 古森 千尋 天野 絵里子
出版者
京都大学図書館機構APC ワーキンググループ
巻号頁・発行日
pp.1-50, 2016-02

本学では、多額の経費を支払い多くの電子ジャーナルを読むことができる環境を整えているが、購読費として支払う経費に加え、近年は、論文をオープンアクセスにするための費用(「オープンアクセス費」)を著者が出版社に支払い、誰もが無料で読むことができる電子ジャーナルもしくは論文として公開するケースが増加している。このことにより、従来からの購読費は上昇を続け、さらに、オープンアクセス費の増加により、総額として大学が研究活動のために係る費用が急増しているという課題が顕在化している。(詳細は、資料1「オ ープンアクセス費の定義」を参照) 本ワーキンググループでは、昨年度に引き続き、以下のとおり本学教員によるオープンアクセス費の支出やオープンアクセス費を巡る状況を調査した。