著者
境野 哲
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.67, no.11, pp.560-565, 2017-11-01 (Released:2017-11-01)

いま国内外でIoTやAIの活用が進み,その用途は,生産,物流,小売,設備保全,交通,医療など多岐にわたる。その背景には,コンピューターの小型高性能化,クラウドコンピューティングやモバイル通信の普及,ソフトウェア技術の進化がある。先進国では企業収益が伸び悩みコスト削減も限界に近づく中,ITで新事業を創出したいという企業や政府の期待も高い。しかし,IoTやAIにも,運用事故,サイバー攻撃,不正使用,軍事利用,依存症といったリスクがあることも忘れてはならない。IoTやAIを公共の福祉に役立て安全適切に運用するには,技術の標準化,法制度の整備,技術者と利用者の教育,そして産官学の国際協力が必要である。
著者
粕谷 貴司 近藤 正芳 茂手木 直也 松岡 康友 矢野 雅 秋山 貴紀 境野 哲 貞田 洋明 堀越 崇 畠山 英之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ASN, 知的環境とセンサネットワーク
巻号頁・発行日
vol.114, no.65, pp.45-46, 2014-05-22

スマートシティを実現する技術の1つとして注目を集めているMQTT(MQ Telemetry Transport)を建築設備システムへ適用した。また、建築設備への適用を目的に仕様策定が進められているIEEE1888とMQTTの連携をクラウド環境において実現し、ビル設備・スマートシティへの適用に充分なスケーラビリティ、堅牢性、相互接続性を持つことを検証した。