著者
矢野 雅文
出版者
The Robotics Society of Japan
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.10, no.4, pp.468-473, 1992-08-15 (Released:2010-08-10)
参考文献数
3
被引用文献数
1
著者
山田 敬太郎 垂水 浩幸 大黒 孝文 楠 房子 稲垣 成哲 竹中 真希子 林 敏浩 矢野 雅彦
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.372-382, 2009-01-15
被引用文献数
4

歴史学習を対象としたフィールドワークをGPS携帯電話を用いて支援するシステムの開発と,これを用いた実践授業を行った.学習者は,三次元モデルを元に携帯電話の画面上に再現された過去の世界を訪れ,現在の様子との違いを認識することから学ぶ.昭和13年の阪神大水害の様子を三次元モデルで作成し,中学3年生に対して実践授業を行いその教育効果を検証した.その結果,生徒全員から本システムへの肯定的な反応があり,過去と現在を結び付けながら学んでいる様子が分かった.三次元モデルにより,自由な視点での過去の様子を知ることができる点への評価が高かった.また,携帯電話を用いることにより機器に親しみやすく,生徒の関心を高めることに効果的であることが分かった.これらのことから,本研究のアプローチが有効であることを実証できた.We have developed a system using mobile phones with attached GPS to learn history. This system enables students to do fieldwork with a visit to a virtual world from the corresponding location in the present world. The virtual world designed a 3D model of a past world of 1938, when a landslide occurred. The 14-15-years-old students visited the past world and learned much about it. We have found that the system helped students learn about their local area's history by enabling them to compare the past and the present and to observe the past world from arbitrary viewpoints. Because mobile phones are familiar and portable, students' motivation was enhanced.
著者
矢野 雅之 勝間 大輔 清水 大輔 渡邊 睦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.674, pp.149-154, 2006-03-10

画像認識を行う際、まず領域分割を行って認識対象の侯補となる領域を設定することが行われる。しかし、領域数は一般に未知であり、又、明度/色相値の類似性のみで領域を生成した場合には影や模様の影響により適切に設定できないという問題がある。そこで本稿では、明度による自動領域分割に対してDFT処理した領域をクラスタリングした分割結果を統合することにより、領域分割結果の精度向上を行う方式について提案する。屋内シーン、屋外シーンにおいて本手法の有効性を確認した。
著者
矢野 雅貴 坂本 勉
出版者
The Linguistic Society of Japan
雑誌
言語研究 (ISSN:00243914)
巻号頁・発行日
vol.149, pp.43-59, 2016-03-25 (Released:2016-06-22)
参考文献数
45

本研究は,事象関連電位を指標として,形態統語的処理と意味的処理がどのように相互作用しているのかを検討した。実験の結果,格違反文(値段をあがる)に対して左前頭部陰性波とP600が観察された。また,格違反は含まないが意味役割が逆転した文(値段があげる)において,同様の左前頭部陰性波とP600が観察された。もしこの左前頭部陰性波が形態統語的な違反効果を反映しているとすれば,この結果は,形態統語的処理と意味的処理が,動詞の呈示開始語400 ms辺りで相互作用していることを示唆している。
著者
吉永 敏子 福田 信二 伊達 敏明 高橋 徹郎 松田 泰雄 三浦 俊郎 矢野 雅文 山川 克敏 楠川 禮造
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.21, no.8, pp.981-986, 1989-08-15 (Released:2013-05-24)
参考文献数
11

58歳,男性.健康診断にて心拡大,不整脈を指摘され,当科に入院した.胸部X線写真にて心胸郭比は57.7%と拡大を認めた.入院時心拍数は61/分,体表面心電図で明らかなf波およびF波は認められなかった.食道内心電図では心房粗動を認めた.右房内マッピングにより右房高位後壁に電気的活動を認めず,左房は心房粗動を示したが,右房では部分的心房収縮停止が存在すると診断した,右室心内膜生検組織標本にて心筋細胞の変性,肥大,小円形細胞浸潤,脂肪浸潤,小血管新生,小動脈壁肥厚を認め,心筋炎後心筋症と診断した.免疫学的検査で,Tγ細胞,OKT8+T細胞の減少,OKT4/OKT8比の上昇,Clq法による免疫複合体の上昇を認めた.免疫複合体の上昇は,その後の検査においても認められ,持続的な免疫応答の存在が考えられ,心筋障害の進展に免疫学的機序が関与している可能性が示唆された.本例ではさらに三尖弁閉鎖不全,左B6および右B9に円形無気肺を認めた.本例は免疫異常,慢性心筋炎および拡張型心筋症との関連を直接的に支持する例と考えられ,拡張型心筋症の病因への免疫学的機序の関与を明らかにするうえに興味ある例と考えられた.
著者
矢野 雅文
出版者
日本神経回路学会
雑誌
日本神経回路学会誌 (ISSN:1340766X)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.42-47, 2013-03-05 (Released:2013-05-17)
参考文献数
7
被引用文献数
1

新規環境·新規タスクに対する即興的な運動パターンを生成できる能力を得たことが,哺乳類が恐竜や爬虫類に代わって天下を取ったのだとNicholai A. Bernsteinは,著書「デクステリティ巧みさとその発達」で述べている.大脳新皮質の役割は学習による定型動作を獲得するためでなく,過去の膨大な学習結果は運動の即興性に役に立っていて,環境が予測不可能的にしかもダイナミックに変化する時には本質的になる.現代の制御論に基づいた生体運動制御は運動の即興性に関して無力であり,自律的適応を導入してその解決を図る.
著者
安陪 光正 矢野 雅之 熊本 敏子 手柴 博子 岡田 くにえ 高岸 達也 山本 厳雄 武市 昌士 安岡 文恵
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.18, no.3, pp.148-153, 1964-03-20 (Released:2011-10-19)
参考文献数
7

In the summer of 1960 a girl with cerebral paragonimiasis was admitted to the psychiatric service of Chikushi National Hospital from Kami-agata Country (Tsushima Island), Nagasaki Prefecture and she died shortly after hospitalization. Her parents also were suffering from paragonimiasis, and had no knowledge about the disease, Since this incident, we have carried out epidemiologic studies for four years, and some campaign of education regarding paragonimiasis in Tsushima, Namely, parasitologic studies on the crabs, or the skin test, and explanations concerning life cycle of paragonimus using many slides for the inhabitants at various places have been done. In addition to these, since 1961 in every year 2, 000 copies of the pamphlet for education have been distributed to the people in Tsushima. On the other hand through the newspapers, radio and television the importance of prophylactic measure has been emphasized to the inhabitants, According to our studies, parasitic rates of metacelcaria in the Nita River (especially 24.3% in Kurusu), 42.5% in the Mine River, 59.8% in the Kusu River, 58.1% in the Are River, and 80.0% in the Azamo River, which appeared to be high positive rates.High positive results of the skin test obtained from school boys and girls using the VBS antigen were 22.7% in Sago area, 37.6% in Hamagusu, 21.9% in Are, and 23.8% in Naiin. High positive skin test corresponds with high parasitic rate of metacelcaria in the crabs in these districts, In the skin test for 1816 individuals among the inhabitants in Sago, Nita, Mine and Are areas, where appeared to show high infectious rate, the positive rate was 22.6%. In 1962, the questionnaire was sent to every home in order to know the inhabitants' response to our campaign of education and some following interesting data were obtained.The spread rate of knowledge about the disease among the inhabitants are showing remarkable increase, namely 33%, 34% in 1960, 1961, and 1962, respectively.As to the processes obtained the knowledge, 35 per cent of the people owed to the activities of our group, 34% from the talk of folks with this matter, and 2096 from information by the newspapers, radio and television.In Tsushima, the most families (93 per cent) have tasted the crabs and in 1960 48.2% of the inhabitants ate the crabs. Year by year, however, the eating ratio of crabs was decreasing, i. e., it was 21.9% in 1961, and in 1962 it dropped to only 2.9%. As to the cooking ways of crabs, 66% of people took Miso soup containing grinded crabs, but no one showed such habit as eating the raw crabs.Since 1960 111 carriers of paragonimus eggs have been found, among them 74 instances by us, 35 cases by the Institute of Endemic Diseases, Nagasaki University, and 9 by doctors in Tsushima. In 1963, under cooperation with the National Tsushima Hospital, group treatment for paragonimiasis cases with Bitin was made and 50 volunteer cases have completed the treatment.
著者
沢田 康次 岡部 洋一 佐藤 俊輔 石川 眞澄 矢野 雅文 津田 一郎
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
1996

本研究は平成10年度発足の重点領域研究「脳型計算論と脳型計算システムの設計」準備の調査、企画のための研究である。総括班予定者による会議を3回(仙台1回、東京1回、大阪1回)と班員全員の研究会を1回(仙台)行った。会議においては脳化学の工学的手法とその組織づくりを討論すると共に前年度提出(平成9年度発足希望)の重点領域の申請がヒアリングまで審査に進んだが、採択まで至らなかった理由について徹底的に検討、平成10年発足の申請書にその内容を反映させた。その内容は以下の通りである。1)「脳を知る研究」と「脳を創る研究」を混在させないで本重点領域研究においては工学的観点から後者を強調する。即ち、工学的研究である「脳を創る」研究は脳の機能を参考にするが脳と一致する必要はない。逆に工学的研究においては目的を明確にする必要があり、脳型計算機は入力と出力を明確にし、叉その計算機の性能達成目標を明記すること。2)人工知能との関連と区分けを明確にする、。即ち、人工知能はプログラムによってトップダウン的に記号処理するが、脳型計算機はプログラムを用いることなくミクロな神経細胞の活動をベースにその柔軟性と超並列動作によって所望の機能を実現する。3)本研究を現時点で推進する必要性と本研究におけるプレイクスルーを明確にする。即ち、イメージング技術の発達による脳のアーキテクチャの解明が大きく進んだこと、脳計算論のために非線形力学が急速な進歩を見ていること、及び超微細電子技術と集積化技術が進歩し計算機実装の可能性が増大したことが挙げられる。
著者
小泉 政利 安永 大地 木山 幸子 大塚 祐子 遊佐 典昭 酒井 弘 大滝 宏一 杉崎 鉱司 Jeong Hyeonjeong 新国 佳祐 玉岡 賀津雄 伊藤 彰則 金 情浩 那須川 訓也 里 麻奈美 矢野 雅貴 小野 創
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2019-06-26

主語(S)が目的語(O)に先行するSO語順がその逆のOS語順に比べて処理負荷が低く母語話者に好まれる傾向があることが報告されている。しかし,従来の研究はSO語順を基本語順にもつSO言語を対象にしているため,SO語順選好が個別言語の基本語順を反映したものなのか,あるいは人間のより普遍的な認知特性を反映したものなのかが分からない。この2種類の要因の影響を峻別するためには,OS語順を基本語順に持つOS言語で検証を行う必要がある。そこで,本研究では,SO言語とOS言語を比較対照することによって,人間言語における語順選好を決定する要因ならびに,「言語の語順」と「思考の順序」との関係を明らかにする。
著者
小泉 政利 安永 大地 木山 幸子 大塚 祐子 遊佐 典昭 酒井 弘 大滝 宏一 杉崎 鉱司 Jeong Hyeonjeong 新国 佳祐 玉岡 賀津雄 伊藤 彰則 金 情浩 那須川 訓也 里 麻奈美 矢野 雅貴 小野 創
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2019-04-01

主語(S)が目的語(O)に先行するSO語順がその逆のOS語順に比べて処理負荷が低く母語話者に好まれる傾向があることが報告されている。しかし,従来の研究はSO語順を基本語順にもつSO言語を対象にしているため,SO語順選好が個別言語の基本語順を反映したものなのか,あるいは人間のより普遍的な認知特性を反映したものなのかが分からない。この2種類の要因の影響を峻別するためには,OS語順を基本語順に持つOS言語で検証を行う必要がある。そこで,本研究では,SO言語とOS言語を比較対照することによって,人間言語における語順選好を決定する要因ならびに,「言語の語順」と「思考の順序」との関係を明らかにする。
著者
小泉 政利 安永 大地 木山 幸子 遊佐 典昭 行場 次朗 酒井 弘 大滝 宏一 杉崎 鉱司 玉岡 賀津雄 金 情浩 那須川 訓也 里 麻奈美 小野 創 大塚 祐子 矢野 雅貴 八杉 佳穂 上山 あゆみ
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究プロジェクトの目的は,マヤ諸語とオースロネシア諸語のなかのOS言語(特に,グアテマラのカクチケル語と台湾のタロコ語)を対象に,談話内での1.文理解過程,2.文産出過程,3.言語獲得過程,ならびに4.言語の語順と思考の順序との関係を,聞き取り調査やコーパス調査,行動実験,視線計測,脳機能計測などを用いて,フィールド心理言語学の観点から多角的かつ統合的に研究することである。より具体的には,1~4における個別言語の文法的要因と普遍認知的要因が文脈に埋め込まれた文の処理に与える影響を明らかにし,脳内言語処理メカニズムに関するより一般性の高いモデルを構築することを目指す。本年度は特に以下の研究を実施した。[文法理論部門]タロコ語の文法調査を行った。[理解部門・神経基盤部門]文脈と語順が文処理に与える影響を調べるために事象関連電位を用いたタロコ語の実験を実施した。[産出部門・思考部門]タロコ語の文散出時に動詞のレンマがどのようなタイミングで活性化されるかを調べる実験の準備(予備実験を含む)を行った。また,タロコ語話者の思考の順序やタロコ語の文産出に与える非言語的文脈や話者自身の動作の影響を調べるためのジェスチャー産出実験と文産出実験を行った。[全部門共通]トンガ語の調査・実験の実行可能性を調べるためにトンガ王国で現地見分を行った。また,ジャワ語の専門家を招いて,ジャワ語の調査・実験の実行可能性についての検討会を開催した。
著者
田中 創 白坂 祐仁 矢野 雅直 小牟禮 幸大 森澤 佳三 西川 英夫 副島 義久 山田 実
出版者
九州理学療法士・作業療法士合同学会
雑誌
九州理学療法士・作業療法士合同学会誌 第31回九州理学療法士・作業療法士合同学会 (ISSN:09152032)
巻号頁・発行日
pp.144, 2009 (Released:2009-12-01)

【はじめに】 臨床において立位の回旋動作に左右差を来している症例をよく経験する.しかし,その回旋動作の左右差がどのような因子によって成されているかを明確にした文献はない.よって,今回は立位の回旋動作に関与する因子として体幹と股関節の回旋量に着目して検討したので報告する. 【対象】 身体に重篤な既往のない健常成人20名(男性18名,女性2名) 平均年齢24.7±8歳. 【方法】 左右の踵をラインに合わせ,歩幅は任意の状態での立位とした.この肢位をスタートポジションとし左右への回旋を行い,これを1)立位回旋量として測定した.また,検者による骨盤固定での回旋を2)体幹回旋量として測定した(骨盤より上位の体節による回旋).3)股関節の回旋は立位の状態を再現するために腹臥位,股関節屈伸中間位での外旋と内旋の角度を計測した.計測は日本整形外科学会による評価法に従い,ゴニオメーターを使用して測定した.計測から得られた立位回旋量(左右),体幹回旋量(左右),股関節内外旋量(左右)の値に加え,それぞれの回旋量の関係を調べるためにSpearmanの相関分析を用いた. 【結果】 立位右回旋と体幹右回旋(r=.451,p=.046),立位左回旋と体幹左回旋(r=.450,p=.046),股関節外旋(右-左)と股関節内旋(右-左)(r=-.475,p=.034)に有意な相関関係が認められた. 【考察】 立位の回旋運動では,右回旋において骨盤帯の右回旋が生じることから,右股関節では寛骨に対する大腿骨の相対的な内旋運動,左股関節では寛骨に対する大腿骨の相対的な外旋運動が生じると考えられている.立位の左回旋でも同様に逆の作用が生じるとされている.そのため,仮に立位の回旋運動に左右差が生じていれば,それが股関節の可動性にも影響を及ぼしているのではないかということが推察された.本研究では立位の回旋運動においてはほぼ全ての被験者に左右差を認めたものの,それと股関節の可動域の関係性は認められなかった.その要因として,股関節の回旋可動域の計測を他動運動で行ったことが挙げられる.通常,立位の回旋運動は荷重下での運動となるため,股関節には自動運動での作用が強いられる.そのため,他動的に計測した今回の値とは関連性が認められなかったものと考えられる.これは日常の臨床においても,立位の回旋運動に変化を与えたい場合には他動運動が変化するだけでは十分な効果は得られないということを示唆する結果となった.今後は可動性という量的側面に加え,筋・筋膜系,神経制御等といった質的側面にも着目して検討していきたい.
著者
小松 俊哉 矢野 雅士 稲田 治明 岩本 光男 岡田 一男 鈴木 健一
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.115, no.12, pp.1016-1021, 1995-12-25 (Released:2008-05-30)
参考文献数
9
被引用文献数
3 3

The two mono-hydroxylated metabolites of 9-amino-2, 3, 5, 6, 7, 8-hexahydro-1H-cyclopenta [b] quinoline monohydrochloride monohydrate (NIK-247), which is a new drug for the treatment of dementia, were synthesized to determine their chemical structures. Reduction of two tricyclic ketones, 9-amino-1, 2, 3, 5, 6, 7-hexahydro-8H-cyclopenta [b] quinolin-8-one and 9-amino-2, 3, 5, 6, 7, 8-hexahydro-1H-cyclopenta [b]-quinolin-1-one, with NaBH4 afforded the corresponding racemic alcohols. The optically active mono-hydroxylated metabolites, (+)-9-amino-2, 3, 5, 6, 7, 8-hexahydro-1H-cyclopenta [b] quinolin-8-ol and (+)-9-amino-2, 3, 5, 6, 7, 8-hexahydro-1H-cyclopenta [b] quinolin-1-ol, were obtained by optical resolution of each racemic alcohol using (+)-di-p-toluoyl-D-tartaric acid.