著者
桑原 昭一郎 平野 章 増田 浩次 宮本 裕
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OPE, 光エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.429, pp.53-58, 2003-11-07

ダイナミックなパスプロビジョニングを行う光ネットワーキングに適したトーン変調CS-RZ自動波長分散等化技術を提案した。本方式を用いて分散の符号と絶対値の双方を検出し、広範囲、高精度に分散補償を行うことができる。本稿では、提案する方式の分散検出原理について述べ、その分散補償パフォーマンスを8x43 G WDM室内実験において検証した。また、420 km敷設分散シフトファイバ(DSF)を用いて43Gパスプロビジョニングの要素技術である自動分散補償のフィールド実験に成功したので報告する。