著者
宮本 裕司
出版者
日本国際情報学会
雑誌
国際情報研究 (ISSN:18842178)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.22-31, 2020-12-26 (Released:2020-12-28)

Les Misérables, written by Victor Hugo, a writer who was also a republican politician, has many adaptations like musical shows, literature for children, cartoons and animations. Considering the fact that quite a small number of studies have been made to make clear the connections between the original work and its adapted versions, this article focuses on the various adapted counterparts of Les Misérables, especially in the field of literature for children and musical shows. And then to understand characteristic features of adapted counterparts of Les Misérables, comparison will be made with some equivalent works of The Happy Prince of Oscar Wilde and Anne of Green Gable of Lucy Montgomery.
著者
宮本 裕司
出版者
日本国際情報学会
雑誌
国際情報研究 (ISSN:18842178)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.68-80, 2015-12-25 (Released:2015-12-30)
参考文献数
61

This paper focuses not only on the definition of “Christian literature for children”, but also on the religious aspects of two books, namely, The Happy Prince and Other Tales (1888) and The House of Pomegranates(1891) by Oscar Wilde. Although these two books are well-known as children's literature, there are few studies about them. In these books for children, Wilde praised God in various ways. In this sense, these two books are definitely different from Wilde’s The Picture of Dorian Grey (1890) and others. So, Irespectively investigated several definitions of “Christian literature” and “Literature for children”, and I haveclarified the idea of “Christian literature for children” as well as the religious aspects of his short fictions.
著者
宮本 裕 岩崎 正二 出戸 秀明
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木史研究 (ISSN:09167293)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.269-279, 1993-06-01 (Released:2010-06-15)
参考文献数
15

Arch bridge is one of the bridges which have long time history in the world. It is supposed that the first arch bridge was constructed in the Middle and Near East. From the Middle and Near East, arch bridge technique were transmitted to Rome, China or another country. It is sure that the arch bridge technique was transmitted from China to Japan in the Edo period.We examine in this paper the possibility that the arch bridge technique was transmitted from China to Japan before the Edo period.We are proposing that the transmission of the arch bridge technique should be studied with considering another cultural transmission.
著者
桑原 昭一郎 平野 章 増田 浩次 宮本 裕
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OPE, 光エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.429, pp.53-58, 2003-11-07

ダイナミックなパスプロビジョニングを行う光ネットワーキングに適したトーン変調CS-RZ自動波長分散等化技術を提案した。本方式を用いて分散の符号と絶対値の双方を検出し、広範囲、高精度に分散補償を行うことができる。本稿では、提案する方式の分散検出原理について述べ、その分散補償パフォーマンスを8x43 G WDM室内実験において検証した。また、420 km敷設分散シフトファイバ(DSF)を用いて43Gパスプロビジョニングの要素技術である自動分散補償のフィールド実験に成功したので報告する。
著者
宮本 裕子
出版者
明治学院大学言語文化研究所
雑誌
言語文化 (ISSN:02881195)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.49-62, 2019-03-31

特集 トランスレーション・アダプテーション・インターテクスチュアリティ
著者
明神 絵里花 渡慶次 幸治 長谷 日出海 宮本 裕行 若林 野花
出版者
一般社団法人 日本航空宇宙学会
雑誌
日本航空宇宙学会誌 (ISSN:00214663)
巻号頁・発行日
vol.61, no.10, pp.340-345, 2013-10-05 (Released:2017-06-15)

準天頂衛星システムは,「準天頂軌道」という日本のほぼ天頂(真上)を長時間滞在する軌道をもつ人工衛星を複数機組み合わせた衛星システムであり,現在米国が運用中のGPS信号と互換性のある測位信号を送信することで,日本国内の山間部や都心部の高層ビル街などでも,衛星測位できる場所や時間を広げることができるという日本独自の衛星測位システムである.JAXAは準天頂衛星システムの第一段階(技術実証・利用実証段階)として,準天頂衛星初号機「みちびき」(2010年9月11日打上げ)とそれを運用する地上システム(高精度測位実験システム及び追跡管制システム)を整備した.測位衛星ならではの要求である航法メッセージ(測位地上系で生成)の常時(24時間365日)アップロードを実現するため,追跡管制システムは既存のJAXA地上設備とは別に「みちびき」専用システムを整備した.本稿では,「みちびき」の追跡管制システムの概要ならびに開発結果について報告する.
著者
宮本 裕司
出版者
日本国際情報学会
雑誌
国際情報研究 (ISSN:18842178)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.49-60, 2016-12-25 (Released:2016-12-26)
参考文献数
64

This paper focuses on the aspects of art for art's sake and religious sense through The Picture of Dorian Gray (1890) which was written by Oscar Wilde. The Picture of Dorian Gray is one of the most well-knownworks by Wilde and has been regarded as the immoral novel. However his short fictions for children, namely, The Happy Prince and Other Tales (1888) and The House of Pomegranates (1891) are filled with his religious sense. I have investigated religious aspects in The Picture of Dorian Gray, and have clarified not only the coexistence of art for art's sake and his religious sense but also the conflict between both of them.
著者
田中 宏衞 光野 正孝 山村 光弘 良本 政章 福井 伸哉 辻家 紀子 梶山 哲也 宮本 裕治
出版者
特定非営利活動法人 日本血管外科学会
雑誌
日本血管外科学会雑誌 (ISSN:09186778)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.77-84, 2013-04-19 (Released:2013-04-25)
参考文献数
29

要 旨:遠位弓部大動脈瘤において遠位側吻合部が深い場合,および急性解離(AAD)に対する全弓部置換手術(TAR)の際には,elephant trunk(ET)を用いてきた.今回,その手術成績と対麻痺の発生,およびET周囲の血栓化からその有用性を検討した.【方法】2004~2012年に行ったTAR 122例のうち,ETを併用した40例.原因疾患は遠位弓部大動脈瘤27例,AAD 13例.2007年以降遠位弓部大動脈瘤全例(n=15)で術前CTにてAdamkiewicz動脈(AKA)を同定.【結果】全体の手術死亡1例(2.5%).ET長は平均11.4(7–22)cm.ET長と対麻痺の関連を検討したところ,15 cm以上の15例中4例(27%)に対麻痺を認め,12 cm以下の25例では対麻痺はなかった(p<0.01).AKAを同定温存した14例で対麻痺はなかった.遠位弓部大動脈瘤でET周囲の血栓化により一期的根治を期待した21例中16例(76.2%)で瘤は血栓化し縮小.AADではET長は7–10 cmで対麻痺はなく,13例中2例で完全に解離腔が消失,8例で平均T8まで血栓化.【結論】TAR+ETの手術成績は良好であった.遠位弓部大動脈瘤ではETにより瘤の血栓化が得られるが,その長さが15 cm以上で対麻痺の危険が高く,ET長の決定には充分な注意が必要である.よって,現在ではETによる瘤の血栓化を期待するのではなく計画的二期手術(hybrid手術)を基本方針としている.またAADではET長が7–10 cmで良好な血栓化が得られ,対麻痺もなかったことから妥当な長さであると考える.
著者
宮本 裕子
出版者
明治学院大学言語文化研究所
雑誌
言語文化 (ISSN:02881195)
巻号頁・発行日
no.36, pp.49-62, 2019-03

特集 トランスレーション・アダプテーション・インターテクスチュアリティ
著者
太田 和子 沢原 英幸 宮本 裕美 河原 一男
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
vol.42, no.11, pp.809-816, 1985-11-25 (Released:2010-02-26)
参考文献数
9

水溶性多糖であるプルランを用い, 徐放性錠剤の作製を試みた, プルランは粉末を直接打錠するのみで錠剤となる. 水中での溶解挙動を研究し, 次の特徴を見いだした. 碇剤は崩壊することなく, 表面より徐々に溶解して含有した薬物が放出される, その溶解速度はほぼ0次に近く, プルランの分子量に依存し, 試験液のpHにはよらない. 多層錠あるいはコーティング錠とすることによって溶解挙動を変化・制御できる. 薬物を70%含有しても水中で崩壊しない. 製剤方法が容易で, 人体に安全なことからも, プルランは薬物の徐放性製剤に利用できると考えられる. 医薬の賦形剤として用いられているデンプン, 微粉末セルロース及び各種のセルロース誘導体とプルランとの混合物の錠剤について研究した結果, 溶解速度がほぼ0次であるプルランの特徴は大部分の混合錠剤でも同様であった. ビーグル犬を用いたスルファメチゾール放出実験の結果, 高分子量プルラン, プルランとヒドロキシプロビルメチルセルロースとの混合物の錠剤は徐放効果があることが認められた.
著者
宮下 知幸 高木 良介 宮本 裕史 松代 愛三
出版者
近畿大学生物理工学研究所
雑誌
近畿大学生物理工学研究所紀要 (ISSN:1344414X)
巻号頁・発行日
pp.36-40, 1998-11

継続後誌:近畿大学先端技術総合研究所紀要 = Memoirs of Institute of Advanced Technology, Kinki University貝殻は無脊椎動物における典型的な硬組織であり、方解石あるいはアラレ石構造の炭酸カルシウムの結晶からなる。アコヤ貝の硬組織についてみると、外側は稜中層と呼ばれ、方解石構造の炭酸カルシム結晶であり、また、真珠層と呼ばれる内側は同様に炭酸カルシムの結晶であるが、アラレ石構造である。これらの硬組織形成には以前から炭酸脱水酵素が関与することが指摘されてきたが、アコヤ貝稜中層よりEDTAで抽出した可溶性マトリックスタンパク質中にも真珠層と同様に炭酸脱水酵素の存在が確認された。この酵素は稜中層における方解石構造形成過程で働くものと思われ、真珠層のナクレインに対応するものと考えられる。また、一般的に、炭酸脱水酵素は硫化ナトリウムやスルファニルアミドで活性が阻害されるが、可溶性マトリックス中の酵素は硫化ナトリウムに抵抗性であることが解かった。 (英文) Mollusk shells are typical hard tissue in invertebrate, and composed of either calcite or aragonite, differ with polymorphs of CaCO_3. Shell of pearl oysters (Pinctada fucata) consists of both layers, one is outer prismatic layer which is bearing calcite, another is inner nacreous layer which is bearing aragonite. It is already suggested that carbonic anhydrases that catalyze the interconversion of CO_2 and H_2O (CO_ 2 + H_2O ⇔ HCO_3^- + H^+) are participate in the process of calcification. We have detected a carbonic anhydrase activity in the soluble matrix proteins from the prismatic layer in Pinctada fucata. A putative molecular weight is about 60KDa. It is assumed that this enzyme is responsible for the formation of prismatic layer and corresponds to nacrein in the nacreous layer. Sulfanilamide and sodium sulfate are generally inhibitors of carbonic anhydrases. However, these enzymes in the soluble matrix proteins are resistance to sodium sulfate.
著者
松井 知己 吉瀬 章子 宮代 隆平 宮本 裕一郎
出版者
中央大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2006

1.一様な巡回トーナメント問題に関する近似法 本拠地間の距離が一様な巡回トーナメント問題に対し、移動距離(回数)最小化問題に対するトーナメントスケジュールの作成法を、平成18年度国際会議の論文特集号(Lecture Notes in Computer Science)に本年投稿し、採択された。本手法は,カークマンスケジュールと呼ばれる特殊なスケジュールを改変することで,2重総当たり戦の移動回数最小化問題の良質な解を構築する.本手法によって、最適解に非常に近い解が得られることを,理論的に保証した.提案手法により,2重総当たり戦の移動回数最小化問題について,チーム数22,28,34,40,46の場合には既存の世界記録を凌駕する新たな解が得られ,さらに得られた解は最適解であることを保証することに成功した。2.半正定値計画緩和に基づく試合場決定問題の解法試合場決問題について、半正値計画緩和と、形計画緩和に基づく解法の提案を行った。(この結果は、Pacif1c Joumal of Optimizationに採択されている。)両手法について、1重と2重総当たり戦の両方の問題に適用する計算実験を行った。その結果、1重総当り戦では、線形計画緩和に基づく方法は、殆どの問題例において最適解を生成する事が確認された。2重総当たり戦では、線形計画緩和に基づく方法では、劣悪な解しか得られないことが判明した。これに対し半正定値計画緩和に基づく方法は、どの問題例でも高品質の解を生成することが確認された。半正定値計画緩和は、計算時間の短縮が検討課題として残されている。