著者
山田 明男 大垣 寿美子 野田 勉 清水 充
出版者
Japanese Society for Food Hygiene and Safety
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.169-183_1, 1985-04-05 (Released:2009-12-11)
参考文献数
17
被引用文献数
23 31

ステビア抽出物 (純度95.2%) を飼料に 0 (対照), 0.1, 0.3, 1%添加し, 雌雄のF344ラットに雄は22か月, 雌は24か月投与した. 体重増加の抑制が, 0.3%群と1%群でみられたが, 1%群では一過性であった. 投与群の一般症状は対照群と変りなかった. 6か月時で尿, 血液検査値や臓器重量の一部に有意差がみられたが, 12か月及び試験終了時には有意差はみられなかった. 非腫瘍性病変, 腫瘍性病変の発現率は, 対照群と投与群の間に差はなかった. 本実験における最大無作用量は1%添加すなわち550mg/kgと推定された.