著者
大山 政光
出版者
滋賀大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

研究成果の概要(和文):本研究では、教員の指導力を高めるため小型天体望遠鏡の使用に関する教育用デジタル教材と太陽に関する教育用デジタル教材を開発した。天体望遠鏡の教材に関しては、セッティングや観察方法に関して安全面にも配慮したデジタル動画・解説書を作成した。太陽に関する教材では、黒点は変化するものであることを理解・実感できるように、黒点形成・消滅に関する教育用デジタル動画を作成した。
著者
大山 政光
出版者
滋賀大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究では、天体望遠鏡を用いた子どもへの天体観察会に関しての効果的な観察法と、太陽に関する教育用デジタルデータの開発と検証を行った。観察法では、子どもには屈折望遠鏡を使用し、観察対象が分かりにくい子どもと治安などの不安を抱える保護者のために、携帯電話による撮影を可能とするエリア、観察のみのエリアに分けて行う方法を考案した。教育用デジタルデータは、注目ポイントをしぼった教育用データを作成し、1)イメージしやすい、2)理解しやすい、3)興味・関心を高める効果があることが分かった。
著者
神 直人 杉江 徹 村上 一三 神山 保 大山 政光 高澤 茂樹
出版者
滋賀大学
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
2005

大学生にこれまで習ってきた数学について聞くと,次のような学習像が浮かび上がる:教員から与えられた問題を教員から教えられた解き方で,生徒が解答し,その答えを教員が評価する。ところが,実際の科学研究の流れは,問題の発見→モデル化→数学的処理→一応の解決→新たな問題の発見→…と続いていく。つまり,生徒は上の図式の一部である,数学的処理だけを練習していることになる。しかし,創造性,論理性の涵養,そして,理数科目への学習意欲を持たせるためには,上記の科学研究の流れを経験することが重要であるとの観点から,中等教育における教材の開発を目指した。そのためには身近にある問題の発見から出発するのが,適当であると考え,理科・数学を融合した教材の開発に着手した。[実践の記録](1)滋賀県立彦根東高校SSクラス,2006/9/6,13,20(2)滋賀県立虎姫高校 招聘講座,2006/12/20(3)滋賀大学教育学部附属中学大学訪問学習,1年生,2006/8/31(4)守山市立守山中学校3年数学集中選択,2006/9/14,2007/1/17実践の内容,評価を,研究成果報告書として作成した。