著者
中野 正俊 神山 保 糸乗 前
出版者
滋賀県立琵琶湖博物館
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

これまでにも国内各地で、防災ならびにエネルギー活用に関する教育は行われてきた。ただ、それらは学校あるいは地域や民間それぞれが単独で実施してきた。社会教育施設等が学校や地域と連携して実践する例はなかった。そのために、当該学校では効果的な学習ができても、他へ広められなかった。そこで今回、博物館・学校・地域の3者が連携し、モデルを作った。このモデルは、全国のあらゆる学校や地域で活用できる。それは、学習指導要領にもとづいたモデルだからである。また、学校教員と話し合い、子どもの実態にそって実践したからである。総合的な学習の時間は減った。これを乗り越えて実践する手だてや工夫が必要である。
著者
神山 保 森村 卓也
出版者
滋賀大学
雑誌
滋賀大学教育学部紀要. 3, 自然科学 (ISSN:13429272)
巻号頁・発行日
vol.58, pp.31-40, 2008

Within the frameword of complex network theory, we investigate the nature of the network composed of words which appear in textbooks of natural science used by students of junior high school. To compare the properties, the network composed of words in textbooks of social science is also analyzed. In both networks, the average distance between words is about 3.0, and the degree distribution follows a power law with slope about -2.0. We conclude that the two networks are small worlds with the scale free property. The words considered as hubs of the scale free networks correspond to kernel words which are used to explain higher level of concepts. The cluster coefficient of the networks and the degree dependence indicate that the correlation between words in the textbooks of natural science is stronger than that in the textbooks of social science.
著者
神 直人 杉江 徹 村上 一三 神山 保 大山 政光 高澤 茂樹
出版者
滋賀大学
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
2005

大学生にこれまで習ってきた数学について聞くと,次のような学習像が浮かび上がる:教員から与えられた問題を教員から教えられた解き方で,生徒が解答し,その答えを教員が評価する。ところが,実際の科学研究の流れは,問題の発見→モデル化→数学的処理→一応の解決→新たな問題の発見→…と続いていく。つまり,生徒は上の図式の一部である,数学的処理だけを練習していることになる。しかし,創造性,論理性の涵養,そして,理数科目への学習意欲を持たせるためには,上記の科学研究の流れを経験することが重要であるとの観点から,中等教育における教材の開発を目指した。そのためには身近にある問題の発見から出発するのが,適当であると考え,理科・数学を融合した教材の開発に着手した。[実践の記録](1)滋賀県立彦根東高校SSクラス,2006/9/6,13,20(2)滋賀県立虎姫高校 招聘講座,2006/12/20(3)滋賀大学教育学部附属中学大学訪問学習,1年生,2006/8/31(4)守山市立守山中学校3年数学集中選択,2006/9/14,2007/1/17実践の内容,評価を,研究成果報告書として作成した。