著者
大山 秀子
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.56, no.12, pp.630-633, 2008-12-20 (Released:2017-06-30)
参考文献数
4

「反応速度論」とは,化学反応の速度に関する法則を論じると共に,実験結果を基に異なる反応条件での反応速度の予測,任意の時刻における反応系に存在する各化学物質の濃度の予測,さらにはその反応機構の決定まで可能とする分野である。ここでは,単純な反応系だけでなく,いくつかの反応段階を経る複雑な反応系においても,どのように取り扱うべきかについて,事例を挙げて説明することとする。