著者
ヴイルヘルム ヴィントホルスト ハンス 杉山 道雄 大島 俊三
出版者
養賢堂
雑誌
畜産の研究 (ISSN:00093874)
巻号頁・発行日
vol.63, no.12, pp.1162-1168, 2009-12

輸出と貿易流通における動向分析。過去数十年において、USAは、大量なブロイラー肉の輸出量で、世界をリードする国であった。しかしながら、この状況は、ブラジルがUSAを追い越した。2004年に変わってしまった。それ以降、ブラジルの輸出業は単にその地位を維持できたのみならず、輸出量においてUSAの競争者との差をますます広げてきた。2007年、ブラジルはUSAよりも670,000tも多く輸出した。2008年には850,000tも多く輸出すると予測されている。このような展開にもかかわらず、ブラジルの家禽肉生産の部門別や地域別の様態に関する詳細な研究がほとんどないのは意外である。本報告はこのギャップを埋めようとするものである。
著者
Windhorst Hans Wilhelm 杉山 道雄 大島 俊三
出版者
養賢堂
雑誌
畜産の研究 (ISSN:00093874)
巻号頁・発行日
vol.63, no.3, pp.325-329, 2009-03

・2002年と2007年の間にEUの鶏卵生産は7.4百万tから7.2百万t、すなわち2.5%減少した。・この間に世界の鶏卵生産が急速に増加したので、世界生産量に占めるEUの生産量は12.4%から10.6%に減少した。・分析対象期間を通じて自給率はかなり安定していた。・2002年と2007年の間において鶏卵生産の上位7カ国の生産割合は72.8%から73.5%に増加した。・EU加盟国は優位な世界鶏卵貿易国であり、そのシェアは約60%である。・EUにおいてオランダとスペインが先進鶏卵輸出国である。フランスとドイツは最大の鶏卵輸入国である。・オランダは鶏卵製品の優位な輸出国であり、鶏卵製品の輸入に関してはドイツが一位である。・鶏卵生産および貿易の将来は、伝染性の強い鳥疾病の制御、飼料価格の動向および通常のケージ飼育の禁止の影響に依存している。