著者
湯村 翼 勝間 亮 鳥山 美由紀 大日向 大地 河村 聡人 池畑 陽介 河村 耕平 松尾 尚子 YUMURA Tsubasa KATSUMA Ryo TORIYAMA Miyuki OBINATA Daichi KAWAMURA D. Akito IKEHATA Yosuke KAWAMURA Kohei MATSUO Naoko
出版者
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
雑誌
宇宙航空研究開発機構研究開発報告: 宇宙科学情報解析論文誌: 第10号 = JAXA Research and Development Report: Journal of Space Science Informatics Japan: Volume 10 (ISSN:24332216)
巻号頁・発行日
vol.JAXA-RR-20-010, pp.109-117, 2021-02-22

人工衛星等の宇宙のデータを使って地球の課題を解決するハッカソンイベントNASA InternationalSpace Apps Challenge (SpaceApps)が,2012 年より毎年開催されている.2020 年の年初より始まった新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の拡大を背景とし,宇宙データを使ったCOVID-19対策を行うバーチャルハッカソンイベントSpaceApps COVID-19 Challengeが急遽企画され,2020 年5 月に開催された.イベントはオンラインでの開催となり,日本では,日本地域の参加者向けに過去のSpaceAppsのオーガナイザが中心となってイベントのサポートを行った.本稿では,SpaceApps COVID-19 Challengeの開催の背景と概要,オンラインツールを活用した開催支援方法,結果と課題についてまとめる.
著者
大日向 大地
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.7, pp.630-634, 2019-06-15

高専カンファレンスは,高専と高専生をテーマとした勉強会イベントなどの活動を行うコミュニティで,勉強会イベントとしては2008年に始まり2019年3月までに日本全国各地で通算118回開催している.毎回,20〜200人ほどが集まり,話者がスライドを使ったプレゼンベースでの発表をしており,発表の内容は,高専生らしいものづくりの話から,科学やキャリアに関する話など多岐に渡る.参加者,発表者は当初は高専生,OB,教職員を対象としてきたが,現在では高専とは直接関係がない方の参加,発表もある.またプレゼンテーション形式に拘らないスタイルも試みられている.本稿では,活動が始まってから11年近くが経過し,高専関者の活動の場の1つとして定着してきた,この高専カンファレンスについて解説する.