著者
植草 一世 大木 みわ
出版者
植草学園大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2012-04-01

この研究は,保育者養成で,ロール・プレイングと同様に絵本作りの楽しさやメッセージ性を学生に気づかせ内面性の成長を助けることを主眼とした。結果を見ると,絵本作りによって自分の経験の振り返りと統合が促進された。子どもの絵本作りを手伝うことで,学生は子どもの内面に触れることができ,子どもの理解が深まり,関わり方に自信を持つことができた。子どもにも,内面性の成長に役立つことが分かった。さらに幼児の絵本に表現された内容や素材の分析を行い,3つの個性を把握した。幼児の絵本作りを手伝う時に,その個性に合わせた援助が幼児の成長にとって大切であり,学生の保育者としての資質もさらに高まるものと考えた。