著者
岡本 修一 大谷 朋広
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IA, インターネットアーキテクチャ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.465, pp.1-4, 2007-01-11

GMPLS(Generalized Multi-Protocol Label Switching)技術は、光クロスコネクト(Optical Cross Connect:OXC)装置・伝送装置等をMPLSを拡張したコントロールプレーンにより統合制御する技術であり、大容量の波長パスを容易かつ即座に設定・提供できる特徴を持つ。今後のグリッド技術や高品質映像伝送などの即時系大容量パスサービスへの需要を考慮すると、国際・複数ドメイン間でもこのGMPLS波長パスをダイナミックに設定できることが重要である。そこで今回、日本のJGN IIのGMPLSネットワークと米国のテストベッドネットワークとのGMPLS相互接続実験を実施し、日米複数ドメイン間でのダイナミックなGMPLS波長パスの設定・削除に成功したので報告する。
著者
大黒 將弘 宮崎 哲弥 森田 逸郎 大谷 朋広 長尾 康之 久保田 文人 鈴木 正敏
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OCS, 光通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.410, pp.7-10, 2004-10-28
被引用文献数
5

架空区間を含んだ約200kmのITU-TG652準拠の既設シングルモードファイバで構成された、JGNII光テストベットを用いて、単一チャネルの単一偏波160Gbit/s光信号伝送実験を行った。強度変調(OOK:on-offkeying)方式と差動位相変調(DPSK:differential phase shift keying)方式の特性比較を行い、 DPSK変調方式を用いることで, OOK変調方式よりも良好な伝送特性を得た。さらに、DPSK変調方式と偏波スタビライザを併用することで、OOK変調方式に比べて2.5dB以上Q値の向上が得られ、200km伝送後も安定な伝送特性が得られた。