著者
柳澤 有吾 天ケ瀬 正博 米津 美香 功刀 俊雄
出版者
奈良女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2020-04-01

道徳の教科化や危険タックル問題との関連で注目された道徳資料「星野君の二塁打」は、子どもの主体性や自主性と社会規範との関係、個人と集団との軋轢、権威主義との向き合い方など、多くの問題を突き付けている。本研究は、教育学のみならず、心理学、歴史学、哲学・倫理学など多方面からアプローチすることによって、従来の一面的な「星野君の二塁打」像を更新するとともに、道徳教育の転換に向けた展望を拓くことを目的とする。