著者
宮本 泰敬 奥田 光伸 宮下 英一
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1, pp.J34-J40, 2014

スーパーハイビジョンなどの超高速・大容量データを非圧縮で記録するには,現状の記録デバイス単体の性能は充分ではなく,複数の記録デバイスを並列動作させる必要があるため,装置の大型化や大消費電力が問題となる.半導体微細加工技術を用いて作製した磁性細線では,その長さ方向に電流を流すことで情報を記録した磁区を高速駆動できることがわかってきた.この磁性細線を複数並列に配置し,それぞれに記録・再生ヘッドを設置して記録デバイスを構成すれば,転送速度の抜本的な性能改善を図ることができ,記録装置の小型化にも寄与できることが期待される.ここでは,磁性細線を用いた超高速記録デバイスの構成および動作原理を概説し,研究開発の状況を紹介する.
著者
宮本 泰敬 奥田 光伸 宮下 英一
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1, pp.J34-J40, 2014 (Released:2013-12-20)
参考文献数
8

スーパーハイビジョンなどの超高速・大容量データを非圧縮で記録するには,現状の記録デバイス単体の性能は充分ではなく,複数の記録デバイスを並列動作させる必要があるため,装置の大型化や大消費電力が問題となる.半導体微細加工技術を用いて作製した磁性細線では,その長さ方向に電流を流すことで情報を記録した磁区を高速駆動できることがわかってきた.この磁性細線を複数並列に配置し,それぞれに記録・再生ヘッドを設置して記録デバイスを構成すれば,転送速度の抜本的な性能改善を図ることができ,記録装置の小型化にも寄与できることが期待される.ここでは,磁性細線を用いた超高速記録デバイスの構成および動作原理を概説し,研究開発の状況を紹介する.