著者
奥田 雄人 小野口 一則
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.98, pp.19-24, 2010-06-17

オプティカルフローとフレーム間差分により得られた動き情報を時間軸上で離散ウェーブレット変換し、そのウェーブレット係数から生成した特徴ベクトルを用いてジェスチャを認識する手法を提案する。動き情報はオプティカルフローの大きさを輝度値とする画像とフレーム間差分画像との論理積から求める。論理積画像を3種類の領域(縦方向、横方向、及び回転方向)に分割し、各領域内の輝度平均値の時系列データにウェーブレット変換を適用し、得られたウェーブレット係数からジェスチャを記述する特徴ベクトルを生成する。本手法は、各ジェスチャを1つの特徴ベクトルで記述するため、ジェスチャモデルの作成が容易である。また、分割領域内の輝度平均値にウェーブレット変換を適用するため、個人差によるジェスチャの空間的及び時間的なズレに対応できる。複数のジェスチャの組み合わせを認識する実験を行い、本手法の有効性を示す。