著者
高橋 賢一郎 安田 英史 松本 隆
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解
巻号頁・発行日
vol.96, no.599, pp.143-150, 1997-03-19
被引用文献数
31

ペンを用いるオンライン手書き文字認識では、ペン位置の時間に関する情報がtrajectoryとして得られる。trajectory情報を用いないアルゴリズムももちろんあるが、小文ではペン位置のtime evolution(時間発展)を本質的に利用する。time evolutionを自然にとらえる確率的パラダイムの一つにHMMがある。他の一般的パラダイムと同様HMMもそのまま直接使えるわけではなく,オンライン文字認識の特徴を捕えた定式化とアルゴリズムが必要である。小文は認織・学習、そしてモデル生成に関する新アルゴリズムを提案し、教育漢字881字を対象とした初期的認識実験を報告する。
著者
安田 英史
出版者
The Institute of Image Information and Television Engineers
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.J61-J65, 2014

テレビ番組で頻繁に使用されるフリップは,放送の必須のアイテムである.これまでは紙製で使い捨てのフリップが主体であったが,昨今のいわゆるエコの考え方には逆行している.そこで筆者らは,タッチパネル機能付きの大型液晶モニタを用いた,生放送に耐えうる電子フリップシステムの研究・開発を行った.電子フリップのアプリケーションは,汎用的なツールを用いて作成し,システム構成も簡素化した.利用者の運用面の最大限の協力も相まって,コストパフォーマンスの良いシステムを作り上げることができた.