著者

片桐 弘勝 新田 浩幸 菅野 将史 梅邑 晃 武田 大樹 安藤 太郎 天野 怜 佐々木 章

出版者

一般社団法人 日本移植学会

雑誌

移植 (ISSN:05787947)

巻号頁・発行日

vol.57, no.Supplement, pp.s318_2, 2022 (Released:2023-02-23)

---

【目的】歴史ある様々な脱感作療法の発展により、ABO不適合生体肝移植(ABO-I LDLT)における成績は向上してきている。当科におけるリツキシマブとγグロブリン(GG)を用いた、脾臓摘出と血漿交換を併用しないレジメンを用いた管理について報告することを目的とした。【対象と方法】2020年6月〜2022年5月の期間に施行したABO-I LDLT症例5例をレビューした。プロトコルは、2週間前のリツキシマブ (500mg/body)投与、13日前からPSL 5mg/dayとMMF 1500mg/dayの投与、術前日からFKの投与を行い、抗体価128倍より低下がみられない症例はリツキシマブの追加投与を行った。術中無肝期にGG (400mg/kg)と再灌流前にmPSL(500mg/body)投与。術後1日〜5日にGG投与を行い、抗体価が64倍以上となる症例では術後7日まで継続した。脾臓摘出、血漿交換は施行しなかった。【結果】男性2例、女性3例。原因疾患はアルコール2例、PBC 3例。平均年齢56.8歳、平均GRWR 1.10。ドナー特異抗体(DSA)は全例で陰性。初回抗体価中央値はIgM 128 (64-256)、IgG 256 (2-1024)、術後抗体価中央値はIgM 8 (4-64)、IgG 16 (2-128)であった。平均観察期間291日 (21-715)で、全例急性および抗体関連拒絶、胆管狭窄症など認めず経過良好である。【結語】リツキシマブ、高用量GGと免疫抑制剤を用いたプロトコルは、抗体価・DSAなどに留意した上で、安全で効果的な方法である可能性がある。

著者

安藤 太郎

出版者

日本保健医療社会学会

雑誌

保健医療社会学論集 (ISSN:13430203)

巻号頁・発行日

vol.10, pp.75-83, 1999

---

This paper examines and criticizes medicalization theories with particular attention to P. Conrad's work. Medicalization theories are devided into two groups- critical and descriptive theories. Conrad's theory includes elements of both perspectives. Medicalization theories have a tacit assumption, namely, the [medical/non-medical] dualism. This dualism is not always relevant when people encounter medical affairs. According to Conrad's own research of 'compliance', epilespy patients decide whether or not they should comply to doctors' prescriptions in terms of their efficiency-'a ticket to normality'. People who do comply do not have the assumption of the [medical/non-medical] dualism. Therefore medicalization theories which assume the dualism fail to describe a variety of medical activities.

著者

安藤太郎 述

出版者

メソヂスト出版舎

巻号頁・発行日

1895

著者

安藤太郎 述

出版者

美以出版

巻号頁・発行日

1890

著者

安藤太郎 [著]

出版者

日本國民禁酒同盟

巻号頁・発行日

1929