著者
宮原景泰 鷲野浩之
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.5-6, 2012-03-06

4線式アナログ抵抗膜タッチパネルは、コストが小さく、現在広く用いられているが、タッチ座標検出の原理上、マルチタッチ検出を行うことが難しい。本稿では、このタッチパネルによるマルチタッチ検出について、複数の 端子間抵抗値を用いることで、幅広いタッチバリエーションに対応する手法について発表すると共に、評価結果について報告する。
著者
宮原 景泰 依田 文夫
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.55, pp.103-104, 1997-09-24

情景画像中の文字を認識する場合, 影の存在が大きく悪影響するため, 影を除去する手法が種々提案されている。これらは, 入力画像から文字線を消去した背景画像を作成し, 入力画像と背景画像の画像間演算により影の影響を除去する。背景画像の作成手法としては, 画像を矩形の部分画像に分割し, 部分画像毎に求めた。背景濃度を補完して背景画像とするもの, 2次元の局所最大値フィルタ/局所最小値フィルタを適用するものなどがある。しかし, 前者は影の境界での濃淡差が急峻な場合に境界部に影の影響が残る。また後者は, あらゆる方向の影に対応できるものの, 全画素を多回数アクセスする必要があるため処理時間がかかり, 影の方向が水平/垂直などある程度決まっている場合に効率が悪い。そこで本稿では, 水平/垂直な影に対して少ない処理量で対応できるようにするため, 異なる方向に圧縮して作成した複数の背景画像を合成して最終的な背景画像を作成する背景画像作成法を検討したので報告する。