著者
宮崎真奈実 荒川正幹
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.539-540, 2012-03-06

テトリスを自動でプレイする人工知能プログラム(テトリスコントローラ)の開発を行った。テトリスコントローラでは、まず現在の盤面とピースから考えられるすべての盤面を生成する。次に各盤面について特徴量を計算し、評価関数を用いて盤面の評価を行う。そして最も高い評価値を持つ盤面に基づいて現在のピースの置き方を決定する。本研究では、評価関数としてニューラルネットワークを用い、その重みを遺伝的アルゴリズムによって最適化した。中間層ニューロンの数を変更し、複数回の最適化計算を行った。その結果、平均6,020万ラインの性能を持つコントローラを開発することに成功した。これは従来の結果を大きく上回る性能である。
著者
湊耕平 中尾和夫
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.677-678, 2012-03-06

人身事故のような長時間の運休が生じる障害が発生した場合、その影響は障害の発生した路線だけではなく、直通運転を行っている他の路線にまで波及していく。また、十数分間の遅れが列車に生じた場合、列車の連絡関係によって前後の列車にも遅れが発生する。本研究では、ダイヤ・列車接続情報と障害情報をもとに、障害による影響や影響範囲をシミュレートし、運転再開時刻・遅延時間・正常なダイヤに回復するまでの時間といった障害特性を鉄道利用者に提供する。また、全ての駅に同じ情報を送るのではなく、路線を複数の区間に区切ってそれぞれの区間に最適な障害特性を配信することで、その駅に適した振替輸送や遅延時間の案内を行う。
著者
板持貴之 三輪誠 田浦健次朗 近山隆
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.209-210, 2012-03-06

近年,イラスト投稿サイトと呼ばれるサービスを通じ,様々なイラストがインターネット上で閲覧できる.そのようなサービスにおいては,投稿者の情報(作者情報) と共にイラストが投稿されることが多いが,作者の検索を行うときは作者名などのキーワードを知らなければ検索ができないのが現状である.そこで本研究では,作者情報が未知のイラスト画像を入力し,そのイラストの作者らしい作者のランキングを出力する画像認識システムを提案する.画像認識システムの認識手法としては,イラストの作者情報をラベルとした教師あり学習を用いる.本論文では特に,その学習に用いる,作者を識別するためのイラストの特徴量に焦点を当てて提案・評価を行う.
著者
石川光季 柴田義孝
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.595-596, 2012-03-06

日本は自然災害の多発国であり、3月11日に発生した東日本大震災では壊滅的な被害を受けた。また、近年はスマートフォンやタブレット型端末などのAndroid端末の普及が見られ、これらを利用した災害情報配信や安否情報確認のシステムに期待が高まっている。しかしながら、被災時の通信インフラの破壊や携帯電話の輻輳により、被災者との双方向通信の欠如が見られ、安否不明者の状況や所在確認をすることが困難である。本研究では、災害時における5GHz帯無線ネットワークを利用し、オールワイヤレスネットワークをベースとした地域災害情報配信システムの構築を提案するとともに機能評価を行う。被災者にリアルタイムに災害情報を配信、被災者側では安否情報などの登録をし、双方向のコミュニケーションの実現を目的とする。
著者
上野亮 飯島泰裕
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.519-520, 2012-03-06

日本国内地方自治体(市区町村)における、Twitter等ソーシャルメディアサービスの利活用状況に関する考察を行った。対象とした地方自治体Twitterは、国や地方自治体が運営する公式Twitterアカウント情報を提供する「Jガバメントonツイナビ」の都道府県別アカウント一覧上に登録されているものとした。分析は都道府県別アカウント開設状況、アカウントごとのツイート数やフォロー数等を対象とした。その後、分析内容について、地方自治体公式Twitter運営者である自治体職員に対し、ヒアリング調査を行うことで、その内容を補完した。最後に、それらの内容から、市民を対象とした情報発信ツールとしてのTwitter利活用の方向性やあり方についての考察を行った。
著者
奥田輔 安田孝美 水野政司
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.565-566, 2012-03-06

近年,ソーシャルメディアの普及に伴い,その情報伝搬性の高さに注目して,実社会への影響や大域的な傾向を解明する試みが盛んになってきた.本研究では,ソーシャルメディアの題材として,マイクロブログサービス"Twitter"を,実社会のモデル例として,モバイルアプリケーションストア"iTunes App Store"を対象とし,Twitterの特定のアプリケーションに対するつぶやき数の増加がもたらすiTunes App Storeランキングへの影響を統計処理を用いて調査,研究を行った.
著者
清水玲那 橋口恭子 小川克彦
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.373-374, 2012-03-06

日記がブログになったように、昨今では新聞、書籍など様々なものの電子化が進んでいる。便利さや手軽さが叫ばれる一方で、紙の方が「なんとなく」良いという声もあり、便利さだけではない要素が利用者の心理にはあると思われる。しかし、紙と電子を比較する先行研究では、使う瞬間にのみ着目したものが多かった。 本論文では、学生にもっとも身近である単語帳を対象に、紙あるいは電子メディアを使った際の記憶力の比較実験について述べる。その結果、次の日までなら使い慣れた媒体の方が記憶に残りやすいが、1週間後には日常の利用頻度に関係なく紙媒体の方が記憶に残りやすいということがわかった。
著者
宮原景泰 鷲野浩之
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.5-6, 2012-03-06

4線式アナログ抵抗膜タッチパネルは、コストが小さく、現在広く用いられているが、タッチ座標検出の原理上、マルチタッチ検出を行うことが難しい。本稿では、このタッチパネルによるマルチタッチ検出について、複数の 端子間抵抗値を用いることで、幅広いタッチバリエーションに対応する手法について発表すると共に、評価結果について報告する。
著者
原田貴史 石田剛朗 楠田哲也 神武直彦
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.495-496, 2012-03-06

防災時の情報配信については、被害によっては通常の通信インフラが利用できなくなることがあるということがひとつの課題である。また、被災状況は同じ市町村においても必ずしも同一ではないため、それぞれの場所に応じた適切な情報配信をする必要がある。これらの課題を解決するために、我々は、GPS衛星および準天頂衛星を用いた測位技術と准天頂衛星による広域同報小容量データを用いたリアルタイム防災情報配信システムを設計している。本論文では、そのシステムの概要を述べるとともに、構築したシステムがいかに実社会で有効であるかを評価するために行った実験計画の立案方法とその成果について報告する。(282文字)
著者
矢田和也 高井昌彰
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.321-322, 2012-03-06

テーブルゲームの一種である麻雀は広く普及している.しかし,麻雀は他のテーブルゲームと比べて大変難しいゲームであり,初心者のプレーヤーが基本のルールを覚えてもすぐにはプレイできず,手牌の中から次にどの牌を捨てたら良いかの判断がつかない事が多々ある.本研究ではこのような問題を解決するため,麻雀牌の画像認識と拡張現実技術を応用した麻雀初心者支援システムを構築した.本システムでは,スマートフォンを用いて麻雀初心者が自分の手牌画像を撮影することで,システムが適切な捨牌候補をリアルタイムに検出し,手牌画像上に捨牌の情報を可視化し,初心者のプレイを支援することが可能である.
著者
池田英貴 西田友是 楽詠こう
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.113-114, 2012-03-06

本論文では, すすを従来より正確に考慮した物理ベースの燃焼現象のモデルを提案する. 従来の火炎現象のモデルは二つの大きな問題点を持っていた. 第一に, 従来法では炎と煙の物理モデルが異なっていたため, 炎から煙が自然に生じるシーンを描画する際に, 恣意的なパラメータ操作が必要であった. 第二に, 従来法ではレンダリングの際に必要となる光学パラメータの求め方が不正確であったため自然さが損なわれていた.そこで本論文では, すすの物理的機構を従来法よりも厳密にモデル化することによって, 炎と煙の両者を統一的に扱い, より正確に燃焼現象をレンダリングできる手法を提案する.
著者
澤村香澄 高木彬尋 石塚貴浩
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.437-438, 2012-03-06

北海道情報大学では組み込みシステムについて学ぶ講義を行っている。使用しているのは、アーム型産業用ロボットである。開発用のプログラムシミュレータも存在するが、開発言語がアセンブラレベルの言語であるため、Java言語等に慣れた学生には開発が困難であった。特に、プログラムのラベル管理、レジスタの個数制限や間違いやすい座標データ入力等が障害になっている。これらを解決するためにペイントシミュレータを開発した。このペイントシミュレータを用いることで、座標データの実座標系への変換、ロボット稼働時の安全性の確保、システムの信頼性の向上、そして開発期間の短縮を狙っている。
著者
榎真吾 波多野賢治
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.395-396, 2012-03-06

カラオケは,現在では世界中で親しまれている娯楽装置である.その機能の一つである歌唱力採点は利用者の関心を引き,カラオケの普及に貢献してきた.しかし,歌唱力採点が算出した得点と聴取者の評価との間には乖離がみられる.その原因の一つには,歌唱技術であるビブラートの検出を行う際に,音声ピッチの時間変動を用いている為に発生する誤検出が挙げられる.本稿では,ビブラートの誤検出を解消する為に,歌声の響き成分であるフォルマントの時間変動を用いたビブラートの検出手法を提案する.提案手法により,現状の歌唱力採点の問題点であるビブラートの誤検出を解消し,ビブラートの検出精度を向上させることができた.
著者
高野裕基 斎藤隆文 今間俊博
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.145-146, 2012-03-06

現在,セルアニメーションの制作の一部に3DCG技術が導入されている.しがしながら,3DCGは元々実写調の画像を生成するために発展してきた技術であるため,通常のシェーディングではセルアニメーションに適さない画像を生成する.3DCGからセルアニメーション風の陰影を生成するために,セルシェーディングが開発されたが,セルアニメーションの独特な質感を完全に表現することは困難である.そこで,本研究では,実際のセルアニメーション作品の調査,セルアニメーション作品と3DCGによって生成した画像と比較を行い,その違いについて考察を行う.これにより,3DCGにより,セルアニメーション風の陰影を生成する方法を模索する.
著者
鈴木祥平 森本祥一
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.733-734, 2012-03-06

ブロードバンドの普及に伴う通信速度の高速化により,インターネットを経由したテレビ放送サービスが可能となった.しかしながら,広告収入等のビジネスモデル上の問題や,放送コンテンツの知的財産権を巡る問題,ソフト・ハード双方の技術面の標準化の問題,既存メディアとの競合の問題などが指摘されている.その一方で,近年の若者のテレビ離れや,レコーダーの高機能化による視聴率低下などを打開する手段として期待されている.よって本論文では,日本におけるインターネットテレビの現状を調査し,上記の問題の解決に向けて課題を整理する.更に,今後のインターネットテレビのあるべき姿について考察する.
著者
荒川唯 亀田尭宙 相澤彰子 鈴木崇史
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.617-618, 2012-03-06

Twitterは,東日本大震災の際にも活用され,新たなメディアとして注目を浴びている.Twitterに関する研究は数々行われてきたが,ここでTwitter上での情報の発信,伝播について改めて問い直す必要があると考えられる.本研究の目的はTwitterのRetweet(以下RT)されやすいTweetを実証的に分析し,特徴を示すことである.データとしてフォロワー数の多い40アカウントの約28,756Tweetを収集した.文体と内容の特徴を抽出し,ユーザーのカテゴリーごと,RT数ごとに,機械学習による分類実験を適用した.本研究はRTされやすいTweetの特徴を示すことで,新しいメディアにおけるコミュニケーションの一面を考察し,人々のTwitterでの情報発信,伝播の一助となることを目指す.
著者
高山耕平 HenryJohan 西田友是
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.673-674, 2012-03-06

画像や映像の中にある人物の顔の特徴がどのようなものか,もしくはその顔が誰であるのかを自動で求める顔認識システムについては数多くの研究がなされてきた.しかし,実際の人物でない,アニメやマンガ等に登場するアニメキャラクターを対象とした顔認識は少ないといえる.そこで本稿ではこのアニメキャラクターを対象とした顔認識手法を提案する.まず,画像や映像の中にある顔の位置を肌の色やあごの形状,対称性といった特徴を用いて検出する.次に求めた顔領域から髪や目の色や形状といった特徴を抽出する.そしてこれらの抽出した特徴を他の顔から抽出した特徴と比較しどの程度類似性があるのかを判断していく.
著者
清水悟 奥田隆史 井手口哲夫 田学軍
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.191-192, 2012-03-06

企業が生き残るためには,組織的知識創造を効率的におこなう必要がある.そのためには,知識創造に適した組織を設計する必要がある.これまで,組織設計を科学的に決定する手法は存在しなかった.そこで,本研究では効率的な組織的知識創造のための組織設計手法を提案することを目的とする. 本研究では,組織構成員をエージェントとして,組織設計をマルチエージェントシステムで表現している.各エージェントは,ソーシャル・キャピタル(紐帯,人脈),消費者価値観分析モデル(4Cs)により表現される. また,4Csを開発したヤング&ルビカム社は,世界各国で消費者分析をおこなったデータを公開しており,本研究でもこれを利用して,日本と世界各国との組織的知識創造の効率性を比較する.
著者
原田陽雄 米山博人 下谷啓 藤居徹 西野洋平 飯田靖 西原義雄
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.13-14, 2012-03-06

発話のコンテクストから人と人のコミュニケーションの状況を可視化するシステム「VoiStrap」を提案する。本システムは、各ユーザーが装着するIDカードネックストラップ型のクライアント端末、一定範囲のクライアント端末と無線通信を行うエリアコーディネータ、および各エリアコーディネータとLANで結ばれた解析サーバーを基本構成とする。クライアント端末のネックストラップ内に複数の超小型マイクを埋め込み、自分や他人の発話をセンシングする。発話の内容ではなく発声のタイミングや韻律だけを取得し、信号解析/データマイニングによって、ユーザー間でどのようなコミュニケーションが行われているかを推定する。
著者
湯田恵美
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.785-786, 2012-03-06

企業におけるブランド・エクイティ(≒需要者の知覚レベルで形成される価値)の構築は、1990年代のAaker教授 の提唱以来、重要視されつつある。しかし、「ブランド」および「ブランド・エクイティ」は、経済的価値を有しながら、法律上の定義を持たず、商業的な定義も明確ではない。過去の研究においても、ブランド自体の知的財産権の性質上を含め、十分に論じつくされているは言いきれない状況にあった。本研究は、我が国の不正競争防止法及び民法で、ブランド・エクイティに対しどのような法的保護が与えられるのか、また、法的保護の交錯点について、判例・学説からの一考察を試みたものである。