著者
宮崎 充功 坪田 敏男 下鶴 倫人
出版者
北海道医療大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究では、「冬眠」を長期間の寝たきり状態と仮定して、冬眠動物(ツキノワグマ)がどのような仕組みを利用して骨格筋量を維持しているのか、筋肉細胞の中のタンパク質や遺伝子の働きに注目して解析しました。その結果、骨格筋量の維持に影響を与える因子のうち、筋タンパク質合成を促進する命令系統が冬眠後の筋肉で活性化されていることや、筋肉が大きくなり過ぎないようリミッターの役割をしている遺伝子の働きが冬眠中に抑えられていること、などがわかりました。