著者
盛 克己 宮崎 瑞明
雑誌
漢方の臨床 (ISSN:0451307X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.6, pp.847-861, 2008-06-25
参考文献数
20
被引用文献数
3
著者
宮崎 瑞明
出版者
The Japan Society for Oriental Medicine
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.44, no.4, pp.535-540, 1994-04-20 (Released:2010-03-12)
参考文献数
20
被引用文献数
1 1

平成4~5年に当院で経験した小児マイコプラズマ肺炎で, CRPが陰性化するまで西洋薬を投与し, この時点で咳嗽と口渇の認められた19例に麻杏甘石湯エキスを1日2~3g投与したものを漢方併用群とした。千葉市立海浜病院小児科の西洋薬で治療した小児マイコプラズマ肺炎の軽症例16例を西洋薬治療群とした。使用抗菌剤はリカマイシン, 又はミノマイシンの内服で, 診断はペア血清のマイコプラズマ抗体価 (CF, HA) 4倍以上を基準とした。漢方併用群は全例, 麻杏甘石湯2~4日の投与により咳嗽が消失した。漢方併用群の平均抗菌剤投与日数は7.1±1.3日, 平均咳嗽消失日数は10.2±1.2日であり, 西洋薬治療群のそれぞれ10.8±2.0日, 12.3±4.7日と比べ短かった (P1<0.0001, P2=0.06)。小児マイコプラズマ肺炎の回復期にみられる咳嗽, 口渇を麻杏甘石湯の主証と一致すると考え, 本方投与によりこれらの症状が改善した。麻杏甘石湯がマイコプラズマ肺炎の咳嗽に有効であることが示唆された。
著者
宮崎 瑞明 頼 栄祥
出版者
社団法人日本東洋医学会
雑誌
日本東洋醫學雜誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.47, no.5, pp.813-818, 1997-03-20
被引用文献数
5

発作寛解期での防己黄耆湯証の痛風患者(全例男性, 12人)に対し, 食事療法と運動療法はこれまで通り継続して, 防己黄耆湯エキス5g/日, 木通エキス0.5g/日, 車前子エキス0.5g/日を投与し, その有効性を検討した。本方の12週間の投与により, 有意な体重の減少, 血中尿酸値および中性脂肪値の低減, さらにHDLコレステロールの増加を認めた。体重および血中尿酸値は24週間投与の時点でも再増加せず, 良好な状態であった。全例に副作用はなく, 痛風の発作もみていない。また本方の連用により易疲労感, 多汗, 小便不利, 浮腫などの症状が改善した。