- 著者
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松尾 健次郎
宮川 治雄
荒巻 利男
原 誠
- 出版者
- 公益社団法人 日本コンクリート工学会
- 雑誌
- コンクリート工学 (ISSN:03871061)
- 巻号頁・発行日
- vol.31, no.6, pp.33-44, 1993-06-01 (Released:2013-04-26)
- 参考文献数
- 3
日本初の開閉式ドーム屋根で覆われた, 直径約200 mの大規模スタジアムである福岡ドームは, 1993年3月31日に竣工し, 使用を開始している。切断球殻3枚で構成され1枚の重量約4000 tの屋根をスムーズに開閉するために, 屋根を支持する構造体には, 精度・強度など厳しい性能の確保が求められた。さらに施工期間が, わずか24か月という超短工期であった。このような制約を克服するため, 設計段階から複合化・省人化工法を積極的に採用した。以下, その概要について報告する。