著者
中嶋 憲一 太田 哲生 宮森 弘年 鈴木 正行 臼井 育男
雑誌
核医学画像診断 (ISSN:09124195)
巻号頁・発行日
vol.2, no.3, pp.110-113, 1987-12-01

肝血管腫の2症例を示す。Tc-99m 標識赤血球(RBC)によるシンチグラムによる血管腫の特徴は,典型的には早期の血流像では比較的hypovascularであり,delayed imageで集積増加をみることである。しかしながら,ここに示すように早期血流相での明瞭な集積やプール像での集積が弱いために,肝細胞性肝癌との鑑別が難しい症例も認められる。
著者
北尾 武 宮森 弘年 神野 正博
出版者
公益社団法人 日本人間ドック学会
雑誌
健康医学 (ISSN:09140328)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.42-44, 2003-06-30 (Released:2012-08-27)
参考文献数
5

人間ドックでの甲状腺超音波検査での甲状腺がん検診とTSH測定による甲状腺機能亢進症および(潜在性)甲状腺機能低下症発見の対費用効果を調べた。1例の甲状腺がん発見のための費用は342万円で1例の甲状腺機能異常症発見の費用は12万5千円であり,がん検診よりもTSH測定による機能異常症検診の方が有効と考えられた。