著者
富田 大介
出版者
大阪大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2012-08-31

コンテンポラリーダンス(contemporary dance:現代舞踊)の実践と理論に深く関わってきた研究代表者は、このダンスの社会的機能を「教育」と「福祉」の観点から捉えることを目指した。申請時の前年に受理された学位論文において、このアートの技術(芸術)的特徴を示し得た研究代表者は、その成果をもとに、本研究において、その技術が活かされる社会的な現場を精査し、このアートの様々な機能を検証するよう努め-とりわけ近年増加の傾向にあった福祉分野での機能や、ダンスを必修化した学校体育における機能を考察することで-現代の文化資本に寄与するコンテンポラリーダンサーの活動とその意義の一旦を明るみに出した。