著者
小坂 信子 大高 恵美 Nobuko KOSAKA Emi OOTKA 日本赤十字秋田短期大学看護学科 日本赤十字秋田短期大学看護学科 JOURNAL OF THE JAPANESE RED CROSS JUNIOR COLLEGE OF AKITA JOURNAL OF THE JAPANESE RED CROSS JUNIOR COLLEGE OF AKITA
出版者
日本赤十字秋田短期大学紀要編集委員会
雑誌
日本赤十字秋田短期大学紀要 (ISSN:13430033)
巻号頁・発行日
no.12, pp.55-60, 2007

A県内看護教育機関7校を対象に、小児期感染症(麻疹、風疹、水痘、流行性耳下腺炎)の感染予防対策の現状を把握した結果、以下のことが明らかになった。1)抗体価検査は4種全てを「実施している」機関は3校あった。それらは1年次生に入学後に実施しており、経費負担は様々であった。2)既往歴の聴取は4種を4校が、予防接種歴の聴取は5校が実施していた。3)抗体価検査・既往歴の聴取・予防接種歴の聴取を行っていない機関が1校あった。4)学生への啓発活動は「入学時オリエンテーションでの説明」3校、「学内掲示板への掲示」2校あり、その他実習オリエンテーションや関連する講義で行っていた。今後、1年次早期に感染予防教育の一環として感染予防の意義や副反応対策までの具体的な説明の必要性が示唆された。