著者
小島 德子
出版者
日本看護図書館協会
雑誌
看護と情報:日本看護図書館協会会誌 (ISSN:13403753)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.69-72, 2020-03-31 (Released:2023-04-28)
参考文献数
6

近年,学術論文は雑誌などの紙媒体で出版される一方,ネット上で電子媒体として提供されるようになった。文献の収集は,データベースを使えば容易に行うことができる。論文の執筆においては,文献管理ツールの利用が不可欠となってきた。本稿では,文献管理の初心者である著者が,文献管理ツール(RefWorks)を利用し自分なりに活用した事例について報告した。 収集した文献(情報)は,文献管理ツール(RefWorks)を利用することでオリジナルレコードを作成し,かつ効率的に管理できた。また,参考文献リストの出力機能は,研究活動を十分にサポートしてくれた。これらの「収集すること」,「管理すること」,「出力すること」の機能を持ちあわせている文献管理ツール(RefWorks)は,研究の最高のパートナーであった。
著者
小島 德子
出版者
一般社団法人 日本看護研究学会
雑誌
日本看護研究学会雑誌 (ISSN:21883599)
巻号頁・発行日
vol.42, no.4, pp.4_775-4_786, 2019-09-20 (Released:2019-09-20)
参考文献数
30

目的:産褥早期に直接授乳をしている褥婦への足湯を継続して行い,乳汁分泌に及ぼす足湯の介入効果を検討することである。方法:母乳育児を希望する経腟分娩後の褥婦を対象に,血圧,脈拍数,乳房皮膚温,直接授乳量,搾母乳量,乳汁分泌量,硬結の有無,乳房の熱感・乳房緊満感の有無について,ランダム化比較試験を行った。結果:乳房皮膚温は足湯群が産褥2日目から,コントロール群が産褥4日目から経日的に上昇した。搾母乳量(補正値)は,産褥2日目・5日目において足湯群に有意差が認められ,乳汁分泌量は産褥5日間すべて足湯群が多かった。硬結の消失時期および乳房の熱感や乳房緊満感の出現時期は,足湯群がコントロール群よりも早かった。結論:足湯は血流を促進させて皮膚温を上昇させ,かつ代謝の亢進を促し,乳房皮膚温の上昇,乳汁産生量の増加,乳汁貯留の軽減,乳汁の分泌開始時期を早める効果をもつことが明らかになった。
著者
小島 德子
出版者
一般社団法人 日本助産学会
雑誌
日本助産学会誌 (ISSN:09176357)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.92-102, 2019 (Released:2019-06-30)
参考文献数
31

目 的産褥早期に直接授乳をしている褥婦への足湯を継続して行い,乳頭形態と乳頭・乳輪の状態に及ぼす影響を定性的に評価し検討する。対象と方法対象は,産褥早期に直接授乳をする褥婦25名で,無作為割り付けによる足湯群14名とコントロール群11名の2群間比較を行った。評価指標は,ピンチテストによる乳頭形態の判別と触診による乳頭・乳輪の状態とした。本研究は,愛知医科大学看護学部倫理委員会の承認を得て実施した。結 果仮性陥没乳頭が正常乳頭に変化した日(中央値(範囲))は,足湯群2.0(2~3)日(n=5),コントロール群4.5(4~5)日(n=4)であり(p<.05),扁平乳頭が正常乳頭に変化した日は,足湯群2.0(2~3)日(n=6),コントロール群4.0(3~4)日(n=5)であった(p<.05)。乳頭「硬」が「軟」に変化した日は,足湯群2.0(2~3)日(n=8),コントロール群4.5(3~5)日(n=6)であり(p<.01),乳輪「硬」が「軟」に変化した日は,足湯群3.0(2~4)日(n=3),コントロール群4.0(4~4)日(n=1)であった。乳輪浮腫の状態が消失した日は,足湯群3.0(3~3)日(n=2),コントロール群4.5(4~5)日(n=2)であった。乳頭形態・乳輪の状態が「問題なし」(n=5),乳頭「軟」(n=11),乳輪「軟」(n=21)の各該当者は,両群ともに産褥5日間その乳頭形態及び乳頭・乳輪の状態に変化はなかった。結 論産褥早期の褥婦への足湯により,仮性陥没乳頭・扁平乳頭は正常乳頭に,乳頭・乳輪は柔らかい状態へとコントロール群よりも早期に変化し,乳輪浮腫は早期に消失した。このことから,産褥早期の足湯は,褥婦の乳頭形態と乳頭・乳輪の状態に良い影響を及ぼすことが示唆された。