- 著者
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小川 拡
片野 修
横田 賢史
CARLOS AUGUSTO STRUSSMANN
- 出版者
- 公益社団法人 日本水産学会
- 雑誌
- 日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
- 巻号頁・発行日
- vol.81, no.3, pp.438-446, 2015 (Released:2015-06-05)
- 参考文献数
- 18
- 被引用文献数
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東京都秋川の河床に生息する国内外来種アカザと在来種カジカ大卵型の食性を 5 月から 1 月まで調査した。食性は餌動物の体積比と餌料重要度指数 IRI により解析した。両種ともに主要な餌として,カゲロウ目,トビケラ目,双翅目の幼虫を利用し,それらを摂食する割合は時期によって異なった。カゲロウ目に対する餌選択性は時期により種間で異なり,これは摂食戦略を反映した結果と考えられた。しかし,食性は両種ともに餌生物組成の季節変化に対応し,月によっては種間で大きく重複することから,餌を巡る競合が生じる可能性が示唆された。