著者
山本 敏幸 渡邉 正樹 館 宜伸 林 康弘
出版者
関西大学教育開発支援センター
雑誌
関西大学高等教育研究 (ISSN:21856389)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.1-9, 2019-03-31

現在の大学ではシラバスに基づいて展開されるLMSが一般的に使われている。受講生はパソコンやスマートフォンを活用して、授業内外で卒業単位を取得できる科目領域について学べる仕組みが普及している。これは、これまでの教育パラダイムの中で、ICTが付加的に利用されている学びの形態で、依然として、大人数クラスであれ、少人数クラスであれ、直接面接型の教育が主体的であり、その補完的役割を担っている。このような形態の教育を継続するだけでは、2045年のシンギュラリティの年には、Oxford大学が予測するように市場の47%の業務がAIやロボットに奪われてしまうことになってしまう。この状況を打開すべく、ここでは、21世紀スキルの必須項目である、協働型学習やグローバルなチームでのAGILEな学びをも包含する学習環境のデザイン・設計を研究領域としてクリティカル・シンキング&クリエイティブ・シンキングを展開し、未来型学習環境の提案をおこなう。学習環境の開発はすでにCOILの授業でAGILEラーニングの実装および検証をおこなっている。
著者
水本 篤 染谷 泰正 山本 敏幸 浜谷 佐和子 小山 由紀江 近藤 悠介 今尾 康裕 大野 真澄 濱地 亮太 名部井 敏代 山西 博之
出版者
金星堂
巻号頁・発行日
pp.1-122, 2017-03

平成27-28年度関西大学研究拠点形成支援「国際的な研究拠点としての関西大学英語ライティング・ハブの設立および英語論文ライティング支援ツールの開発」
著者
田上 正範 山本 敏幸 奥貫 麻紀
出版者
追手門学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

学生が大学卒業後も社会で活躍するために、学生と社会人とのコミュニケーション・ギャップを乗り越える、より実践的な育成モデルが必要である。本研究は、ギャップを乗り越える方法論として、「交渉学」に着目し、学生の現実的側面の向上を図るための動画教材の開発と、学生及び社会人のコミュニティ形成に取り組み、両者が学び合う実践モデルを研究した。これらの研究プロセスから得た知見を報告するものである。