著者
佐々木 秋穂 山本 浩治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.82, no.2, pp.116-122, 1999-02-25
被引用文献数
5

西暦2000年ごろに商用化を目指す次世代移動通信システムであるIMT-2000の標準化はITU(国際電気通信連合)を中心として行われてきた。西暦2000年が近づくにつれ, 各地域・国での技術開発が本格化してきている。また, 技術進歩が早くなり, 各地域・国での標準化へ向けた活動がITU標準へ与える影響の度合いが強くなってきている。したがって, 本稿では, 無線伝送方式, ネットワーク構成を中心に, ITUに加え, 日本, 欧州, 北米, 韓国, 等の主要地域で行われているIMT-2000の標準化へ向けた活動について概説する。