著者
堤 あかね 李 時桓 岡村 晃 近藤 志樹
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 令和3年度大会(福島)学術講演論文集 第4巻 通風・換気 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.133-136, 2021 (Released:2022-11-02)

コロナ禍の中,室内空間における感染リスクを低減するためには,適正換気量を確保することが有効であると言われている。室内温度差がある場合,窓開放による漏気によって室内換気量を増加させることは可能である。そこで本研究では,窓開放による換気量増加がどの程度室内温熱環境に影響を及ぼすのか実測により明らかにした。結果として,夏季において高さ2mの窓を0.02m開けることで30m3/hの換気量を確保できた。また,窓の開口幅を増やすと換気量は増加するが温熱環境は悪化した。
著者
岡村 晃 李 時桓
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 令和3年度大会(福島)学術講演論文集 第5巻 熱負荷・外皮性能・シミュレーション 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.145-148, 2021 (Released:2022-11-02)

屋根からの日射熱取得は夏季の冷房負荷増大の要因となる。高日射反射率塗料などにより屋根面の高反射化を行うことで冷房負荷を軽減できるが,屋根の高反射化は暖房負荷増大に寄与するため,適切な日射制御が必要となる。本研究では,屋根面の高反射化が冷暖房負荷に及ぼす影響を地域,断熱性能別に検討を行った。その結果、6~7地域では高反射によって年間負荷が減少し,最大で0.26 GJ削減された。一方で、1~5地域では年間負荷が増加し,最大で0.18 GJ増大した。