著者
大槻 恭一 岡田 周平 神近 牧男 玉井 重信
出版者
社団法人 農業農村工学会
雑誌
農業土木学会誌 (ISSN:03695123)
巻号頁・発行日
vol.67, no.12, pp.1315-1320_1,a1, 1999-12-01 (Released:2011-08-11)
参考文献数
7

鳥取県の一大観光資源である鳥取砂丘は, 戦後まで人間を寄せ付けない不毛地であった.戦後, 鳥取砂丘の約半分は鳥取大学に移管され, 現在は乾燥地研究センターとして研究・教育の場として活用されている。残り半分は鳥取市に払い下げられ, 当初は全面砂防林となる予定であった。しかし, 観光業者, 文化財関係者等の圧力で, 鳥取砂丘の一部は天然記念物として保護されることになった。ところが, 近年, 周辺の砂防林が微気象に変化を与え, 砂丘の草地化が進行し始めた。このような状況に対して, 現在では人為的に砂丘の除草が行われている。本報では, わずか50年程度で大きく変貌を遂げた鳥取砂丘の開発と保全の関わりにっいて検討した。
著者
岡田 周平 森 滋男 後藤 厚宏
雑誌
コンピュータセキュリティシンポジウム2016論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, no.2, pp.1012-1018, 2016-10-04

近年,インターネットバンキングにおいて,フィッシングやトロイの木馬等による預金者を標的とした金銭的被害が相次いでおり,不正送金の脅威が顕在化している.各ステークホルダがどのような対策をすることで,どのような不正送金の攻撃を,どの段階で防御できるのか,最適な防御に向けた分析が期待される.本稿では,サイバーキルチェーンを応用して,不正送金対策における攻撃の分析を行う.その後,分析結果を踏まえ,不正送金を狙う攻撃に対する個々の対策の効果と限界を明確にする分析フレームワークとして,「金融サイバーキルチェーン」 を提案する.本稿では複数の対策を事例に提案を分析し,考察した.
著者
岡田 周平 森 滋男 後藤 厚宏
雑誌
第79回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, no.1, pp.607-608, 2017-03-16

近年,インターネットバンキングにおいて不正送金の脅威が顕在化している.不正送金対策全体の強化を図るには,各ステークホルダがどのような対策をすることで,どの不正送金を狙う攻撃を,いずれの段階で防御できるのかを明らかにする攻撃の分析が必須である.不正送金対策ではステークホルダが多岐に亘るが、従来の攻撃の分析では個々の対策を対策主体に紐付ける分析ができていない.そこで,本稿では,不正送金を狙う攻撃に対する個々の対策の効果と限界を明確にする分析フレームワークとして,「金融サイバーキルチェーン」を提案する.また,ケーススタディを実施し,提案手法が不正送金事例に適用可能であることを検証する.