著者
早川 宗八郎 岩崎 好陽 菅 直人 阿部 勝彦
出版者
The Society of Powder Technology, Japan
雑誌
粉体工学研究会誌 (ISSN:18838766)
巻号頁・発行日
vol.11, no.6, pp.327-332, 1974-08-01 (Released:2010-08-10)
参考文献数
10

It is well known that some inorganic powders show remarkable activities to extinguish fire. The authors proposed a kind of procedures to appreciate the activity and also to approach to the extinguishing mechanism. Propagating speed of flame was measured in the cylindrical combustion tube by the oscilloscopic patterns from the phototransistors attached on the wall (Fig. 1). The powder was poured from the funnel to be attached on the wall. Mixtures of methane and air of various pressures and components were used inflamable gases. The powder was (NH4)2HPO4 with average surface of 2.72m2/g. The examples of results were shown in Fig. 5 and 6, and Table 2. The extinguishing activity was estimated quantitatively, and its mechanism was concluded to be due to catalytic activity of surface and also partly to thermal decomposition of powder material.
著者
早福 正孝 辰市 祐久 古明地 哲人 岩崎 好陽
出版者
Japan Society for Atmospheric Environment
雑誌
大気環境学会誌 (ISSN:13414178)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.122-130, 2002-03-10 (Released:2011-11-08)
参考文献数
11
被引用文献数
1

家庭用焼却炉を用いて3種の落ち葉 (ケヤキ, スダジイ, シラカシ) を焼却し, その結果を用いてダイオキシンの生成要因を考察した。葉, 焼却排ガス, 焼却灰中のダイオキシン類の濃度は, 葉の種類による大きな違いはなかった。しかしケヤキの排ガス中のダイオキシン類濃度のみは, スダジイ, シラカシに比べると高濃度であった。このケヤキの排ガス中ダイオキシン類の高濃度は, 葉中の塩素含有量に影響を受けているものと思われた。そこで, 都内の公園や街路における14種類の樹葉の塩素含有量を調査した。その結果, ケヤキの葉中の塩素含有量が最も多かった。焼却排ガス中のダイオキシン類濃度 (Y: ng-TEQ/m3N) と焼却物の塩素含有率 (X:%) の間にY=308X1.3(R2=0.9485n=12)の関係式が得られた。この式から, 塩素含有率が10倍ずつ増加すると, 焼却排ガス中のダイオキシン類濃度は約20倍ずつ増加することになる。塩素含有量の多いケヤキの葉の焼却排ガスは, 低塩素化ダイオキシン類を多く生成させた。
著者
岩崎 好陽 中浦 久雄 谷川 昇 泉川 碩雄 飯田 靖雄
出版者
Japan Society for Atmospheric Environment
雑誌
大気汚染学会誌 (ISSN:03867064)
巻号頁・発行日
vol.19, no.6, pp.446-451, 1984-12-20 (Released:2011-11-08)
参考文献数
14

自動車排ガスの臭気について検討した。6車種 (ガソリン車2台, ジーゼル車4台) について各走行モードごとに, 三点比較式臭袋法により臭気濃度を測定し, O.E.R。を算出した。また臭気強度および排ガスの成分も一部測定した。その結果以下のことが明らかになった。(1) 自動車排ガスの臭気濃度はガソリン車よりジーゼル車の方が高く, またジーゼル車においては, 大型になる程臭気濃度も高かった。(2) 大型ジーゼル車の臭気濃度は10,000~30,000 (臭気指数40~45) 程度であり, 0.E.R.は105前後であった。(3) ジーゼル車において, 希釈倍数xと臭気強度y (TIA尺度) との関係はy=7.1-1.7logxとなり, Kendallらの結果とほぼ一致した。
著者
岩崎 好陽 中浦 久雄 谷川 昇 泉川 碩雄 飯田 靖雄
出版者
公益社団法人 大気環境学会
雑誌
大気汚染学会誌 (ISSN:03867064)
巻号頁・発行日
vol.19, no.6, pp.446-451, 1984

自動車排ガスの臭気について検討した。6車種 (ガソリン車2台, ジーゼル車4台) について各走行モードごとに, 三点比較式臭袋法により臭気濃度を測定し, O.E.R。を算出した。また臭気強度および排ガスの成分も一部測定した。その結果以下のことが明らかになった。<BR>(1) 自動車排ガスの臭気濃度はガソリン車よりジーゼル車の方が高く, またジーゼル車においては, 大型になる程臭気濃度も高かった。<BR>(2) 大型ジーゼル車の臭気濃度は10,000~30,000 (臭気指数40~45) 程度であり, 0.E.R.は10<SUP>5</SUP>前後であった。<BR>(3) ジーゼル車において, 希釈倍数<I>x</I>と臭気強度<I>y</I> (TIA尺度) との関係は<I>y</I>=7.1-1.7log<I>x</I>となり, Kendallらの結果とほぼ一致した。