- 著者
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中里 純二
班 涛
島村 隼平
衛藤 将史
井上 大介
中尾 康二
- 出版者
- 一般社団法人電子情報通信学会
- 雑誌
- 電子情報通信学会技術研究報告. ICSS, 情報通信システムセキュリティ (ISSN:09135685)
- 巻号頁・発行日
- vol.113, no.502, pp.101-106, 2014-03-20
スパムメール本文を用いた特徴分析では,スパムメールの目的や攻撃活動(キャンペーン)の違いにより特徴が変化する.そこで,キャンペーンなどに影響を受けない新たな分析手法として,メールヘッダ内に記載されている転送経路に着目したスパムメール分析を行う.複数のスパムメールの転送経路情報を利用する事で,確度の高い分析を行う事が可能となる.本論文では,スパムメール関連ホストの状態をNICTERで収集しているスパムメールと大規模ダークネット観測を用いた分析を行う.複数のスパムメールから抽出した転送経路とダークネットトラフィックを突合する事で,ボットなどによるスパム送信ホストやリレーサーバの存在を明らかにする.