著者
和田 信義 島田 ひとみ 近藤 省造 川村 光弘 太細 孝
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.33, pp.1297-1298, 1986-10-01

知識情報処理技術を見積り業務に適用し、作業を合理化する試みを行っており、前報では、機械製品見積り業務の支援環境としてエキスパートシステムの利用を提案し、その開発支援ツールと応用例の大型回転機見積りシステムについて報告した。これらのシステムは表操作機能を特徴とし、この機能は開発支援ツールであるAceKitが実現したものである。現在のAceKitは、逐次型推論マシンMELCOM PSI上に開発され、作表業務の合理化を目的とするエキスパートシステムの開発を支援する。AceKitはスプレッドシート(表計算プログラム)形式のユーザインターフェイスを有する前向き推論システムであり、機能的には、ルール指向スプレッドシートと位置づけることができる。本報では、見積りシステムの表操作機能に注目し、これを実現する。ルール指向スプレッドシート、AceKitを提案する。